”将棋界の一番長い日”が終わりました。
名人挑戦は、本割で豊島九段に決定。
久しぶりの藤井聡太名人とのタイトル戦なので、
振り飛車も含めて、これまでとは違う戦いを見せてくれるでしょう。
藤井名人は3月に棋王戦を戦いますので、
伊藤匠七段が必死に食いついてもつれさせることができれば、
その間も準備に専念できる豊島九段との4月からの名人戦は面白くなりそうです。
一方、A級からの陥落は広瀬八段と斎藤慎太郎八段に。
どちらもピークを過ぎた訳ではなく、脂の乗った指し盛りなのですが、
それだけA級の争いが拮抗していることになります。
これから数年は、A級とB級1組の入れ替えが一方通行ではない激しい往復になりそうです。
若手がB級1組から新A級を狙うのも一層厳しくなりそうなので、
来週木曜日に最終局が行われるB級1組の増田康宏七段と大橋七段の争いは見ものです。
昇級を逃した方が、「また来期チャンスがある」とは気軽に考えられない状況なので。
そのB級1組最終局は、残念ながらABEMAの中継はありませんでした。
当日は再放送を流すようなのですが、なんとか解説中継を組んでほしかったです。