昨日の棋王戦挑戦者決定トーナメント準決勝で、藤井聡太竜王が佐藤天彦九段に敗れました。
これで通常のトーナメントと同じ条件となりましたが、
改めて、事実上ベスト16からの挑戦と考えると、意外と先は長いなという印象です……。
ところで、棋王戦挑戦者決定トーナメントでは、
羽生九段もベスト4に勝ち残っており、明日、伊藤匠五段と対戦します。
ABEMAで中継してくれるので、これも楽しみなのですが、
羽生九段は王将戦挑戦者決定リーグでも全勝で首位に。
最終戦の豊島九段に勝てば文句無し。
仮にそこで敗れても、豊島九段が渡辺明名人と服部五段のどちらかに敗れれば挑戦が決まります。
更に、上記の3局が全て逆に転んだ場合でも、豊島九段とのプレーオフ。
藤井聡太王将への挑戦権獲得可能性は小さくなさそうです。
タイトル100期をかけて、棋王と王将のダブル挑戦という展開になるかもしれません。
今期の羽生九段は、冬のタイトル戦には星が集まって挑戦が視界に入ってきたものの、
B級1組順位戦では2勝4敗と苦戦中で降級争いに絡んでいます。
郷田九段も1勝5敗で最下位に沈んでおり、羽生世代ファンとしては寂しい限り。
順位戦は特別の重みがあるので、残り6局での巻き返しを期待して応援します。