今年の5月に野生のメダカを掬ってきて、20cm水槽で飼育を始めました。
当初は卵をなかなか見つけられなかったのですが、
少数ながら何とか隔離して孵化させることができ、最終的に15匹前後の稚魚が育っています。
現在、大きいもので1.5cmくらいなのですが、
冬越しに耐えうるかどうか、一抹の不安はあります。
かなり水温は下がってきましたが、まだ食欲はあるので、
本格的に寒くなる前に、もうひと踏ん張り大きくなってもらいたいところです。
今回、生まれたばかりの針子を初めて見ましたが、
非常に小さくて、ちゃんと餌を食べられるかどうか不安でした。
成魚用の餌をすりつぶして与えていたのですが、それで何とか成長してくれています。
少し後になって市販の針子用餌も買ってみたところ、これが思った以上に細かい粉末でした。
確かに孵化直後の針子には良さそうですが、少し成長した稚魚には物足りないような気がして、
結局、すりつぶし作業は継続しています。
飼育初年度のここまではまずまずの滑り出しですが、
毎年安定して継代させるという目標に向けて、これからの冬越しがポイントになります。
”寒めの室内”という環境下で、果たして食欲がどうなるのか、
慎重に手探りでお世話をしていかねばなりません。