5月11日に、水路でメダカっぽい魚を狙ってガサガサに行きました。
その水路は堀のようで、民家の石垣のすぐ外側を流れています。
雰囲気としては「半私有地」的な感じなので、勝手に網を入れるのは些か躊躇われました。
インターホンを押して一言断ろうかと考えたのですが、
それもそれで、先方としては煩わしいのではないかとも。
結果的には、ちょうど人の出入りがあったので、インターホンを鳴らさずに声をかけることができました。
もっとも、「魚を獲っていいか」と訊かれて「駄目だ」とは答えにくいでしょうが、
一言声をかけておけば、与える不快度10のところを8くらいには下げられるのではないかと希望的観測。
さて、期待に胸を膨らませて網を入れたのですが、
魚の警戒心が高まる前の序盤戦で、3匹を網に入れることができました。
早速確認してみたところ、期待通りメダカです。
10匹くらいを連れて帰ろうと思っていたのですが、
たも網の長さが水路の幅より短いので向こう岸に届かず、なかなか厳しい展開です。
警戒モードのメダカ達は向こう岸付近にべったり。
仕方なく、網を構えたまま動きを止めて、
射程範囲に入ってくるのをひたすら待つ「ハシビロコウ作戦」を発動したのですが、
しんどいし時間もかかるし、成果は無いまま、あえなくギブアップとなりました。
流石に3匹では繁殖の見込みが薄すぎるので、対策を練って再び翌日挑むことに。
たも網を長くして、なんとか向こう岸まで届かせないといけません。
家にあるもので試行錯誤した結果、古い3.3mの投げ竿に布テープで固定することに。
かなりしなるので扱いづらいですが、充分なリーチはなんとか確保できる筈。
また、1日目は偏光グラスを持っていかなかったのも痛かったので、これも抜かりなく。
5月12日、執念の2日目に挑みました。
射程距離は充分になったものの、
水面近くを泳いでいるメダカに対して、
進行方向から正面衝突するようにたも網をぶつけないといけないので、チャンスは思ったより貴重。
序盤以降はメダカ達も警戒してしまい、なかなか水面に上がってこなくなりましたが、
1時間くらい粘り、なんとか15匹を捕まえました。
こうして、3匹+15匹を連れて帰った訳ですが、20cm水槽への導入に際して障壁がありました。
塩水にも対応できるくらいなので、環境変化には強いのかもと思っていたのですが、
同じくらいの大きさのカワムツ稚魚と比べると、かなり繊細で苦戦。
1日目の3匹のうち1匹、2日目の15匹のうち5匹、
ぴったり3分の1のメダカを水槽に対応させきれずに死なせてしまいました……。
1日目の結果を受けて、2日目の水合わせはかなり手厚くしたつもりだったのですが、
至らずに申し訳のないことをしてしまいました。
結局、20cm水槽へ無事に導入できたのは12匹。
飼育水1リットルあたり1匹が目安のようなので、20cm水槽の定員は6匹です。
かなり過密状態での船出となりますが、特に酸欠には注意しながら見守っていきます。
因みに、雌雄は背びれと尻びれで判別するとのことなのですが、
それほど明瞭ではなく、なかなか難しそう。
今後は、産卵を確認できれば一安心です。