株価が堅調すぎて気味が悪い今日この頃ですが、
保有銘柄のチャートを少し眺めていて、びっくりしました。
先日、驚愕の25分割を発表した日本電信電話 (9432)です。
30年の長期チャートを見たのですが、当然、綺麗な右肩上がりだと思いきや、全然違いました。
1997年の2,000円から、2000年には5,000円近くまで高騰し、
一転、2002年までの2年間で1,000円にまで下落しています。
実に5分の1という凄まじい暴落ですが、これがいわゆるITバブルでしょうか。
このあまりにも凄まじい下落幅に縦軸目盛を合わせているので、
リーマンショックの下落がほとんど埋没してしまっています。
リーマンショックの際は、1,700円が1,000円になったくらいのものでしょうか。
2002年から2013年までのリーマンショックを含む12年間は、ずっと大底で横ばい。
2013年にアベノミクスで再び息を吹き返すと、2016年まで上昇し続けます。
が、2016年から2021年までの5年間は再び横ばい。
2021年から上昇を再開し、現在は2000年のピークである4,850円に少し近づいてきました。
安定優良銘柄とはとても思えない、波乱万丈の長期チャートに吃驚です。
大底だった暗黒の12年間は、現在のような株主還元方針ではなかったのでしょうか。
ナンピンチャンスはもう来ないと半ば覚悟していたのですが、
この衝撃的なチャートを見ると、まだ波乱はあり得るかもと期待してしまいます。