ほんの1週間前は「日経平均23,000円へ」などと言っていたのに、まさか24,000円が視野に入る展開になっているとは。
この狂ったような騰がり方を見ると、いかにも機関投資家が買っているように見えますし、
今買っているその機関投資家が利益を得るためには、ここから更に騰がるように煽ってくる筈。
ということは、もしかすると25,000円も現実味を帯びてくるのかも。
そして、その騰がった先で機関投資家が売り抜ける時が、今回の大相場の天井か……。
配当金が目的である個別株ポートフォリオの中で、利益確定してもよい銘柄は数が限られていますが、
願わくば、あおぞら銀行 (8304)と、ウチヤマホールディングス (6059)では、まとまった売却益を出したいと欲をかいています。
今日のポートフォリオは、珍しく日経平均にもTOPIXにも勝りました。
日々勝ったり負けたりして、トータルでは似通った動きをするものだと思いたいですが、堅調な地合の日の勝率は明らかに低いです。
珍しい今日の勝利の立役者はリコーリース (8566)、オリックス (8591)、そしてKDDI (9433)。
この3銘柄で、プラス22万円を叩き出してくれました。
リコーリースに関しては、直近の業績が芳しくない印象が強いのですが、
テクニカル面では、75日線と200日線を完全に上へ突き抜けたことに加えて、
下向きだった75日線が、その過程で上向きに転じています。
加えて200日線ももう少しで上向きになりそうなので、
これはもしかしたら、今年2月の下落から始まった下落トレンドが終了したのかもしれません。
だとすると、1年前につけた高値である4,420円を夢見てもいいような気がしてきますが、いかんせん今後の業績が鍵になりそうです。
決算発表の数字で冷水を浴びせられると、上昇トレンドなんて一気に霧散してしまいますので。
KDDI (9433)は、株価の上では件の官房長官ショックを完全に回復し、元の高値圏横ばい水準に復帰しました。
利益確定する予定はありませんし、「ここから更に上を」とまでは望まないので、この辺りで手堅く推移してくれると安心できます。
ウチヤマホールディングスは、一時505円まで行ったものの、終値では前日と変わらず500円。
下値を切り下げている下落トレンドの中、その上下動の上値近辺で十字足。
ここを突破して上に抜けられるでしょうか。正念場です。
さて、一方でダブルインバースの松井証券口座は極めて悲惨な状況です。
口座の時価総額グラフは、まるで自由落下を始めているかのよう。
このグラフの形状を見て「ぞわっ」とする感覚は、実際に体が落下を始めて無重力状態を感じた時と似ているかもしれません。