先日、部屋の隅で小さなクモ2匹が身動ぎもせずに対峙しているのを発見しました。
早速、EOS R7で撮影。
2mくらい離れたところから、焦点距離400mmで撮ったのですが、
望遠レンズでも、割としっかりしたマクロ写真に。
ピントもしっかり合っていて頼もしいです。
距離さえ確保できれば、こういう写真も撮れるということがわかりました。
一方で肝心の被写体なのですが、下の黒っぽい方は、お馴染みのハエトリグモ。
気が向くと保護して庭へ出していますが、家の中のそこかしこにいます。
これだけ入ってくるということは、庭よりも住環境がいいのでしょうか。
たまに亡骸も発見するのですが、飢餓ではなく寿命であってもらいたいです。
獲物が近くに止まるという限られた条件下ではありますが、蚊も食べてくれるので、
可愛らしい見た目も含めて、かなり歓迎度が高い生き物です。
もう一方の緑色のクモは、この数日前から部屋に現れていたのですが、初見の種類でした。
調べてみると、”ワカバグモ”のようです。
で、この2匹が対峙していた訳ですが、
互いに互いを獲物候補と認識しているものの、侮れない相手であり、
かといって背中を見せたら襲われる、という葛藤でフリーズしているように見えました。
その後、断続的に観察していたのですが、なんと4時間経ってもまだ同じ状態。
ハエトリグモは活発なので、こんなに静止しているのを見るのは初めてです。
私の部屋の中とはいえ、野生の営みに介入するのは野暮だとは思ったのですが、
進むことも退くこともできない中で、もしかしたら仲裁を希望しているかもしれません。
レフェリーストップということで、両者を保護して庭へ放しました。
さて、「余計なことしやがって」と怒っていたか、あるいは「助かった」と感謝してくれていたか……。