昨日の記事に書いたケースのように警察から電話があった場合、
父が運転していたのが「車」だったとすると、
自損よりも遥かに悪いケースが想定されるので、相当に肝を冷やすことになります。
認知症は論外としても、衰えてきた親から車をどうやって取り上げるか。
「不便で生活できない云々」という言い訳はあれど、
その言い訳の妥当性と、起こりうる最悪のリスクとを天秤にかけた結果で判断するというだけの単純至極な話です。
個人的には、「不便さ」を振りかざした言い訳に説得力を感じたことはありません。
私の場合も、父が当初からすんなりと受け入れた訳ではありませんが、
かなり厳しめの(「口調」ではなく「内容」が)通告をすることで、決断をしてくれました。
老いたりとはいえ、そこまで愚かではなかったということです。
私が伝えたのは、
「『天秤の結果』を理解して行動に移さなかった場合には、今後どういう状況に陥ったとしても一切手を貸さない」
ということ。
要するに「勘当」ということです。
一般的には、親の説得に難渋している人が多いようですが、それはその説得に本気度が足りないからでしょう。
本気での説得をせずして放置しておくとしたら、それは親本人の愚かさと同罪だと私は思います。