三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

晴れて晴耕雨読の早期隠居生活へ


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今年度も残すところあと2ヶ月となり、職場にも年度末の雰囲気が漂ってきました。

今年の場合は、新年度開始直後に元号が変わるという節目でもありますが、

私個人的にも大きな節目を迎え、4月から晴れて早期隠居生活を始めることになりました。

現在は、退職と引越しに向けた諸手続きを粛々と遂行中です。

 

10年くらい前からぼんやりと想像し始めて、4-5年前から具体的に検討と計画を進めてきましたが、ついに人生本番の始まりです。

今までの時間は、これからの人生本番を謳歌するための捨て石でした。

「敷地内全面禁煙」というルールを「敷地周りの公道では喫煙可」と解釈するような輩がいる職場とは、永劫おさらばです。

 

早期隠居生活に関わる諸状況について、現時点で想定している概要は以下のような感じです。

 

1. 住居

築30年くらいの実家に住みます。

早期隠居生活を営むにあたり、当然ではありますが、親の資産をあてにしようとは思っていません。

ただし、実家の土地と家は例外としています。

親が居なくなった場合、もし私が自分では住まないとすれば、

空き家となる実家に関しては何らかの処置か管理をする必要があります。

従って、実家を住居とすることに関しては「持ちつ持たれつ」で、

他力資産に頼っているという引け目を感じる必要は、あまり無いかなと考えています。

 

2. 生活資金

生活費の約半分は、その年に得られる配当金から、もう半分は貯金から賄う算段です。

もちろん、現在の配当水準が今度も維持される保証はないので、配当収入が減った場合の対策は必要です。

これまでに受け取った配当金によって、配当収入1年分ちょっとに相当する金額は積み立てていますので、

不景気で減配された際には、ここから補充するつもりです。

例えば、年間配当収入が3割減ったとしても、この積み立てからの補充によって、3年間は持ちこたえられます。

3年あれば、不景気からの転換は十分に期待できると考えています。

 

また、通常の生活費以外の出費に備えて、ある程度の引当金を準備しています。

ちょっと甘い期待だとは思いますが、その内の大部分を高配当銘柄の購入に充当し、その運用益で引当金を賄えないかと夢想中。

賄いきれないなら元本を取り崩すまでですが、まずは今後、株価の本格的な下落局面で買い込めたらと狙っています。

 

相応の給与が無い場合、極端なインフレ局面には弱いですが、万一の場合には株式と米ドルで糊口をしのぎます。

米ドルは、3年分弱の生活費を賄うくらい保有しています。

この米ドルは、上記の「順次取り崩していく貯金」に含めて計上していますが、

実際に円に換金して生活費へ転用するのは、一番後回しにします。

もし他の予算で代替できる状況が生じれば、米ドルは努めて温存。

日銀の金融緩和政策は、素人目にも出口の想像が全くつきませんので、将来ベネズエラみたいな混乱も起こり得るかもしれません。

 

私はあくまで「人生の質」重視なので、体力と気力が衰えてくる年齢まで生きるつもりはありません。

具体的には、現行で年金が支給される年齢を目処にしており、ちょうどそこで現金が一区切りとなる計画です。

 

長生きしないように「打っている手」もありますが、

もし仮に、その年齢でもまだ生き甲斐を見出せていて、人生を楽しめるようであれば、「老後」を生きる選択をする可能性はあります。

その場合、預金を取り崩せなくなった分は年金を充当する一方、

株式資産はそのまま残っている計算なので、配当なり、元本なりを年金と合わせて糧とするつもりです。

なお、年金はどれだけ支給年齢が今後引き上げられようとも、65歳から前倒して受け取ります。

70歳だか80歳だか知りませんが、老いさらばえてから受け取るお金に額面通りの価値はありません。

 

3. 税金他

早期隠居生活に突入した直後の最大の課題は、向こう2年間に渡って請求される、嵩上げされた健康保険と住民税です。

健康保険については、自分で大体の概算をしてみたところ、

一般的に選択されているであろう「就労中の保険の任意継続」よりも、国民健康保険に加入した方が保険料が安くなりそう。

前者の場合は、2年後に改めて国民健康保険に切り替える手間もかかりますし、

保険料が安くなりそうなのであれば、文句なく国民健康保険を選ぶことができます。

また、これら嵩上げされて徴収される税金の支払いについては、退職金の一部を充てます。

 

自分で適当に(相当少なめに)予想していたよりも、退職金の金額がかなり多かった(3倍以上)ので、

残りについては、SBI証券講座の買付余力を始め、有意義なところへ配分することができます。

 

4. 毎日の生活

時間的、精神的な拘束が無くなった暁には、やりたいことが目白押しです。

退職後に時間を持て余し、趣味を探さなければならないようなお気の毒な人達とは違い、きっちり計画を立てた毎日を過ごします。

頭も体も満遍なく使う予定。

どちらも、現役時代よりも働かせる事になると思います。

 

社会との隔絶がストレスになるという噂も聞きますが、私には理解しかねます。

意に染まない人付き合いはストレス源以外の何物でもなく、誰とも会話しない一日、一週間、一ヶ月でも全く問題ないのです。