寒くなってきて、そろそろ今年もスズメ食堂開店の時期です。
スズメ食堂の運営にあたっては、設営から仕込みまで、意外と手間がかかります。
昨日は、IRセミナーを聴きながら”仕込みの仕込み”を行いました。
IRセミナーは、ただ座して聴くほどのものではありませんが、
手元で作業をしながら聞き流すBGMとしては非常に有用です。
”仕込みの仕込み”とは、市販の撒き餌の仕分けです。
昨年まとめて購入した撒き餌には、数種類の穀物が混じっています。
粟玉よりも大きな粒が多く、こちらの方が食べやすく食べ応えもあるかなと思って選んだのですが、
困ったことに、常連さん達はとうもろこしの粒を食べられない様子。
スズメの場合はある程度予想していましたが、ハトも選り分けて残していました。
確かに、とうもろこしは大きいだけでなく、乾燥してカッチカチです。
凄まじい硬さなので、たとえ飲み込んでも消化できるかどうか心配になるレベル。
そこで、まずはとうもろこしを選り分けることに。
一袋1.5kgなのですが、紙の上に広げて、ピンセットで一粒ずつ拾い上げていきます。
1.5kg全てを選り分けるのに1時間半かかりました。
これで仕込みの仕込みが終わった訳ですが、この後、”仕込み”としてとうもろこしを砕かねばなりません。
昨年は、水に何日か漬けた後、金槌で破砕していたのですが、
恐るべきはとうもろこしの硬さで、常温の水に漬けてもほとんどふやけません。
表面の薄皮が少し柔らかくなっている?くらいで、加熱しないと駄目なようです。
今年は、ふやかすのは諦めて、カチカチのまま金槌で破砕してみます。
破砕する際に入れる袋にも苦慮していて、
小分け用に市販されている透明の袋では弱すぎて、すぐに破れてしまいます。
最近になって、魚の餌や今回選り分けた撒き餌そのものが入っていた袋が、
かなり厚く丈夫そうであることに気がつきました。
これなら耐久性がありそうなので、近々試してみようと思います。