7月3日の夜に、窓外でちょっと大きな羽音がしたので見てみると、ニイニイゼミが来ていました。
ニイニイゼミを見るのは、虫取り網を持っていた子供の時以来のような気がします。
姿とは言わず鳴き声にしても、上の2強にかき消されてしまったか、その存在を感じることはできませんでした。
てっきり、いなくなってしまったのかとも思っていましたが、ちょっと嬉しい再会です。
翌朝になると、止まっていた場所に姿が見えなかったので、飛んで行ったのかと思いきや、
午後になってよく見てみたところ、少し移動したところにまだいました。
樹液を吸わないといけないだろうに、弱って飛べないのかと心配になりましたが、
その直後に姿を消していました。
まだセミの声は全く聞こえてこないので、かなり早くに羽化してしまったようです。
この状況だと、繁殖のパートナーを見つけるのは絶望的。
せっかく地下で何年も雌伏の時を過ごしてきたというのに、あまりに気の毒です。
まあ、幼虫時代を”雌伏”と捉えるのは人間の主観なので、
地上に出て繁殖活動をするのは、最後の締めくくりにすぎないのかもしれませんが。
そうあって欲しいような気もします。