庭にたくさん住んでいるカナヘビ。
同じ個体なのかどうかはわかりませんが、毎日一定の場所でよく見かけます。
面白いのは、庭履きとして置いてあるスリッパを気に入っている子。
わざわざ窓の下のまできて、スリッパの上に乗ってじっとしています。
おそらく、日向ぼっこで体温を上げているのだと思いますが、
わざわざスリッパに乗っているのが可愛らしいです。
一度は庭に出る際に踏んづけそうになり、それ以来、足を出す前の指差し確認が欠かせません。
ところで、人間が近づくと彼らは当然逃げていく訳ですが、
油断して逃げそびれた場合には、「下手に走り出さずにじっとしてやり過ごす」というのが防衛本能のようです。
こちらが一旦間合いに入ってしまうと、手を近づけても逃げません。
うかつにも間合いに入られてしまった以上、
向こう(私)が自分(カナヘビ)の存在に気付いていない可能性に賭けているのでしょうか。
確かに、下手に走り出すと目立つので、じっと動かずに、気づかれないか見失ってくれるのを期待する方が妥当な気がします。
こちらが調子に乗って手をどんどん近づけていっても逃げませんが、
指で口元をツンツン触ってみたところ、流石に逃げてしまいました。
先日、スリッパ置き場のあたりにサッと鳥影が走ったことがありました。
かなりリラックスしているので心配になりますが、
わざわざスリッパの上を好んでいるのは、自分の体色と似ているからかもしれません。