三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

ふざけるな、ニプロ


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場中の14時に本決算を発表したニプロ (8086)。

もはや毎年の恒例とも言えるのですが、配当金の扱いで私の感情を逆なでしてくれます。

 

santekigon.hatenablog.com

 

他にこのような銘柄は見たことがありませんが、期末配当が中間配当より少ないのです。

しかも、期初からこういうアンバランスな予想を出している訳ではなく、

3月の配当権利が確定してから、後出しで減配発表を繰り返すという裏切りを重ねています。

 

しかも姑息なことに、その後出し減配と同時に、次期予想として実現できもしない甘々な数字を出してきます。

今回も含めて配当はいつも「増配予想」となっていて、

「後出し減配」のマイナスインパクトを「増配予想」で糊塗しているとしか思えません。

その「増配予想」は、1年後には修正されて無かったことになる訳ですから、

実現性の無い数字で目先をごまかしていると言わざるを得ません。

今期は増収増益、配当が「16円+17円=33円」予想だそうですが、

どうやってこの数字を信用しろと株主に言うつもりなのか、理解に苦しみます。

もう少し真面目に予想の数字を算出してくれよ。

投資歴の最初期から保有している銘柄ですが、かなり心が離れてきました。

 

書いているうちに段々腹が立ってきて、私が株主になってからの配当予想と実績を調べてみました。

 

2014年度、26.5円予想→32.5円着地(プラス22.6%)

2015年度、34.5円予想→33.5円着地(マイナス2.9%)

2016年度、40.5円予想→29.0円着地(マイナス28.4%)

2017年度、37.5円予想→28.5円着地(マイナス24.0%)

2018年度、32.0円予想→28.0円着地(マイナス12.5%)

2019年度、33.0円予想→?

 

常に、前年度に下方修正着地した金額より大きい数字を次期予想として発表し、

その予想は1年後に下方修正着地で反故にされて、同時に根拠のない甘い金額を次期予想として発表する。

見事にこの繰り返しです。

ついでに、まさかと目を疑う事実も思い出してしまいました。

 

santekigon.hatenablog.com

 

2018年度の期初予想は実は30円だったのですが、第2四半期決算発表時に、なんと32円へ上方修正していたのです!

そして半年後の今日、その上方修正を反故にするどころか、上方修正前の30円よりも更に下へ減配したという訳ですが、

これは株主を愚弄していると言う以外に、何と形容すべきでしょうか。

 

一方、好対照に心を沈めてくれるのは、堅実業績の2銘柄。

リコーリース (8566)は10円増配で90円予想。

国保証 (7164)は後出し増配と増配予想の合わせ技。

どちらも発表内容には責任を持っていて、株主に対して誠実な姿勢がひしひしと感じられます。

後者に関しては、ちょうど今日、まさかの含み損に沈んだので(涙)、明日以降、ありがたくナンピンを狙います。

 

ああ、それにしてもニプロはむかついてしゃあない。