今日は、積水ハウス (1928)が第2四半期決算を発表しました。
前回、6月4日に発表した第1四半期決算は大幅な増収増益で絶好調だったのですが、
今日の数字は衝撃的で、大幅減益への突然の転落です。
しかも、(今回の中間配当ではなく)期末配当予想を41円から37円へ減配し、
3月に発表していた自社株買いの規模を半分以下へ減らすというおまけ付き。
これらは確かにショックではありますが、
どこかのトンデモ銘柄とは違って、株主への誠意がそこかしこに感じられます。
まず、減配の対象を今回の中間配当ではなく、半年後の期末配当にしたこと。
中間配当はこれまでの予想通りに据え置いています。
通常であれば、今回の中間配当を即減配し、更に期末配当でも減配できる余地を残しておきそうなものです。
しかしそうはしなかったので、「今期の減配はこれで打ち止め」という意思(願望)が伝わってきます。
また、減配したとはいえ、年間で見ると昨年の81円から今期は82円なので、増配基調はしっかり維持しています。
また、自社株買いの規模を縮小する方針を律儀に発表しているのも、ある意味、好感が持てます。
どこぞの夢○ホールディングス (2362)のように、
なんの修正発表も無いまま、期間終了後に「取得株数ゼロ」としれっと発表するようなKUSOがいることを考えれば、
誠実で真面目な態度と言えるのではないでしょうか。
明日の株価は悲惨でしょうが、ま、それでどうこうなる訳でもないので、黙って見守ります。