今週は、保有銘柄の決算発表が連日予定されています。
中でもメインイベントは、30日(水)に行われるキヤノン (7751)の本決算発表。
第3四半期時点では減収増益着地を予想していましたが、
そこまで2期連続の下方修正という流れ上、おそらくは減収減益に転落した本決算になるような気がします。
また今期の予想については、過去に上方へも下方へも修正を連発する前科があるので、
どんな数字を出してくるのか、そしてどう受け止めるべきなのか、全くわかりません。
減収減益予想を出しておいて、もし期中に上向いてくるなら上方修正していくのが無難だと思うのですが、
どうもキヤノンの経営陣の考え方はそうではない様子。
無謀にも大幅な増収増益予想という花火を打ち上げてくるかもしれません。
予想の数字がどうであったとしても、発表後の株価は大きく下がると思います。
ナンピンのチャンスが再来するかもしれません。
そして何より、お楽しみは今期の配当予想……と言いたいところでしたが、
キヤノンは何故か配当予想を出さないということを思い出しました。
さすがに増配は無理でしょうが、リーマンショック前から減配の実績はないので、160円配の維持は期待していいでしょう。
さて、今日の発表はオリックス (8591)とエクセディ (7278)。
オリックスは、通期予想を出さないという変わり種なのですが、
前回の第2四半期と比べて、営業収益、営業利益、純利益の全ての前年同期比増減率が悪化しています。
これはどう見ても「あかんやつ」ですな。
同時に「2019年度『ふるさと優待』実施のお知らせ」というリリースもあり、
一瞬ドキッとしたのですが、改悪とかではなく、例年通りに実施するという趣旨でした。
オリックスの場合は、高配当が最大の目当てですので、
たとえ優待廃止になったとしても保有を続けるつもりですが(むしろ、暴落したところで買い増す)、
もちろんそれでも優待があるに越したことはありません。
エクセディは下方修正!
売上収益の数字はそのままですが、人手不足によるコスト増等によって、純利益予想をマイナス18.8%も下方修正です。
「受注減少」も下方修正理由に挙げられていましたが、そうだとすれば、売上収益の予想数字は変わっていないのは何故?
「人手不足」はまだしも、「受注減少」による下方修正となると、景気の下り坂を実感します。
明日の株価は、相当下がりそうです。
ここのところは横ばいでしたが、結局は「昨年10月からの下降トレンドが継続」という帰着が濃厚。
自動車部品銘柄なので、景気後退局面での惨状は仕方がありません。