私はテレビを見て大笑いするのが趣味の一つで、お笑いが大好きです。
ただし、なぜかコントは嫌いで、漫才が好きです。
更に、コント紛いの漫才よりも、しゃべくり漫才が好きです。
先日のM-1グランプリは録画で観ました。
ネタ以外の部分には興味が無いので、毎年録画視聴です。
総じて、私の評価と実際の結果は毎年大きく乖離しています。
純粋にどれだけ笑ったかではなく、何かしらかっこつけて技巧に走ったネタが高評価されている気がします。
そういう風潮は、私の好む純粋なしゃべくり漫才師には向かい風。
審査員がどこか斜に構えていて、
「気をてらったネタに高評価を与えることで、審査員としての自分の評価も上がる」
みたいに考えている気がしてなりません。
M-1決勝のネタに対する私の評価は、次のようなものです。
ギャロップ=かまいたち=和牛>>>霜降り明星=ミキ>ゆにばーす>スーパーマラドーナ>見取り図>>>>>ジャルジャル=トム・ブラウン
最後の2組に関しては、途中まで見て早送りしてしまったので、参考記録です。
もしかしたら、終盤で私の評価が大逆転する内容だったかもしれません。
最終決戦に関しては、
といった感じ。
ジャルジャルのネタは、残念ながら笑うところが皆無でした。
彼らについては、「人と違う毛色のネタを」という姿勢がはっきりしていますので、
将棋界でいうと山崎八段みたいな感じでしょうか。
もう一つ、ひたすら同じくだりを繰り返す構成も多用していますが、残念ながら私には全く響きません。
優勝した霜降り明星は、確かにツッコミが達者で笑えたのですが、
ボケの方が、何の脈絡もない一発ギャグをただ連発している形なので、その単調さがひっかかりました。
もっとちゃんとした話の流れがあるネタの方が好みなのです。
結果的に私の中では、2ネタを総合して和牛が一番良かったです。
ボケが目立ちがちかもしれませんが、笑いの原動力の7割くらいはツッコミの力量かなと思います。
昨年のネタは2本ともイマイチで、一昨年は2本とも良かったと思いますが、
今年の2本は、一昨年に匹敵する笑いの量でした。
因みに、昨年の優勝者は(私個人的には)ひどかったです。
曲がりなりにも優勝者ということで、早送りせずに観てみたのですが、
2ネタ合計で8分くらいでしょうか、ただの1度も笑うところがありませんでした。
笑いの好みは人それぞれなのでしょうが……。
最後に、私が一番好きな漫才師は「テンダラー」。
ベテランらしい安定感のある笑いは出色です。
観客をいじる冒頭のツカミからして、私の笑いのツボを鷲掴みにされます。