今週の21日(水)に行われた順位戦A級プレーオフ決勝で羽生竜王が稲葉八段を破り、
タイトル通算100期、そして竜王名人への返り咲きをかけて名人戦に登場することが決まりました。
一時は劣勢だったとされていますが、稲葉八段に対してそこからひっくり返したあたり、
佐藤天彦名人から名人位を取り返すための調子は上々のようです。
これで、5月29-30日に名古屋で行われる第5局の観戦に、迷いなく行けることになりました。
去年の棋聖戦では、事前申し込みが必要なことを知らずに涙を飲んだので、
今回は将棋連盟のホームページをこまめにチェックします。
1日目の大盤解説は行われないかもしれませんが、もしあれば、2日ともフルで参加するつもりです。
第5局ということで、行われない心配はあまりしなくてよいと思いますが、
決着局になる可能性は結構あるかもしれません。
もし、5月30日が羽生竜王による名人奪取の日になったとしたら……。
2ヶ月後に向けて、妄想は膨らみます。
一昨年は今回と同じカードの名人戦でしたが、
実際に名人戦で使用した、両対局者の揮毫入り最高級盤駒と、
名人戦の現地でのイベント参加・観戦がセットになって300万円くらいで競売されていました。
この企画に本当に相応しい唯一の対局カードは、羽生竜王と森内九段ではないでしょうか。
その名人戦がもう見られないのは寂しい限りです。