居住まいを正して迎えた積水ハウス (1928)の本決算発表。
その内容は……、期待以上の満額回答でした。
経常利益は、市場コンセンサスとされた181,710(百万円)を超える190.989(百万円)。
1株あたり純利益は、期初の予想が161.07円。
これを中間期に163.26円に上方修正しましたが、結局175.48円と更に上ぶれて着地しました。
来期の予想は185.49円で、そこから生まれる注目の配当予想は、なんと75円でした!
前回の54円→64円に続く、大幅な増配です。
増配の流れを安定して継続して欲しいので、もうちょっとゆっくりなペースでもいいのでは?
と心配になるくらいです。
また、向こう3年間をカバーする力強い中期経営計画も発表され、着実に売上と利益を伸ばしていく姿勢を示しました。
特にこの中期計画の3年目、平成32年1月期の伸びが顕著な内容になっています。
更には、発行済株式総数の2.68%に当たる自己株式の消却も。
永久株主としては、自社株買いよりも、1株利益に直に効いてくる消却の方が嬉しいです。
さあ、これだけ材料が出れば、昨日今日とフライング気味に騰がっていた株価ではありますが、
明日、出尽くしで落ちることはないのではと思います。
株価の上下は、私の実利にはほとんど関係ない訳ではありますが、
それでも気分は悪くないですから、明日の動向を楽しみにしたいと思います。
さすが持ち株中の序列1位タイの銘柄、というべき堂々たる本決算発表でした。
これからも末長くよろしくお願いします。
一方で今日のポートフォリオは、昨夜の原油価格が目の覚めるくらい下がっていたので、
大幅下落もやむなしという覚悟をしていましたが、
なんと微プラスという、こちらも僥倖な結果となりました。
ニプロ (8086)は、株式分割を考慮すると事実上の上場来高値圏でプラス2.35%。
そしてキヤノン (7751)はレーティングの風がまだ残っていたのか、プラス1.00%となり、原油ETFの傷を埋めてくれました。
ナイスチームプレーです。
キヤノン、積水ハウスと、幸先のよい2017年のスタートが切れましたので、
来月の小売業、再来月の3月決算企業の本決算も、この調子で乗り切れますように。