三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

ニプロの人工透析用ダイアライザ

先週金曜日の四季報を受けて、月曜日に急騰したあかつき本社 (8737)ですが、

昨日今日でほぼ元の株価に戻っています。

長期的に上昇していくくらいの好材料かなと期待したのですが、脆くも崩れてしまいました。

 

ショックから立ち直りきっていないニプロ (8086)については、日経新聞に記事が出ていました。

中国での人工透析用ダイアライザの消耗品(フィルタ)の生産を2倍に引き上げ、

現地での4800万本の需要に対して1200万本を供給できるようにするとのことです。

中国でのダイアライザの需給はひっぱくしているようなので、

それを一番の主力製品としているニプロとしては、シェアをがっちりつかんで安定した売上を確保したいところ。

 

同じ医療系でも、キヤノン (7751)が買収した東芝メディカルシステムズが手掛けているのは、

CTやMRIのような大掛かりな装置です。

単価は極めて高いですが、頻繁にたくさん売れるものではないので、

利益をどれだけ生み出せるのか、素人には推しはかりにくいです。

 

一方、ニプロが作るダイアライザ用のフィルターは、人工透析の度に必要な消耗品。

これからも人工透析が必要な患者数は増えていくとされています。

いったん人工透析に陥ったら治る可能性はなく、その後ずっと週に何個もフィルターを消費し続けます。

長期間に渡って服用するケースはほぼあり得ない(短期間で亡くなってしまうので)抗がん剤等とは違って、

人工透析に依存して生きる期間は短くないので、消費量は必然的に多くなります。

更に、腎不全に対して人工透析に代わる画期的な治療法が開発される見込みは無さそうです。

以上のことから、ダイアライザで確固たるシェアを獲得すれば、安定した売上の確保を見込めますので、

ニプロ株を半永久保有する大きな動機付けになっています。

ただ、他社との競合はありますので、シェアを確保した後も安穏とはできないかもしれませんが。

デクセリアルズが急騰

東京東海証券のレイティングが1,800円となったことで、

デクセリアルズ (4980)がプラス12.93%と急騰しました。

2015年の上場以来、株価はきれいな右肩下がりで業績も悪化していたのですが、

新しい製品の売り上げによって今後の業績に光が見え始めてきていました。

しかし、4月末の昨期本決算発表において今期の大幅減配予想が出たことで株価は一気に下がり、

そこから2ヶ月は底値を這って現在に至っています。

業績の見通しは明るいと思うのですが、

上場当初の見込みを基準にして失望してしまった人は、先の減配を機に見切りをつけたようです。

一方で今日の上昇は、改めて目をつけた人が買ったということでしょうか。

私の買値は1,333円と遥か彼方ですが、買値での配当利回りでもまだ3.00%ありますし、

気長に日和を待とうと思っています。

既に500株も持っているので厳しいのですが、今日でかなり騰がったこともありますし、

軽率なナンピンは自重してひたすら待つ方針で行きます。

 

昨日、長きにわたる塩漬けから脱したイーグランド (3294)は、大引けではマイナスに沈みましたが、

寄り付き直後には1.5%ほど騰がる場面があり、指値にぎりぎり引っかかって巣立っていきました。

900円のささやかな利益ですが、文字通りの「やれやれ売り」で、負債を一つ減らすことができました。

 

ポートフォリオは合計35銘柄となり、うち含み損は6つです。

総含み損のうちの92%は原油ETFが占めているのですが……。

全国保証とJPXから高額クオカードが到着

617日(土)に、全国保証 (7164)とJPX (8697)から、それぞれ3,000円のクオカードが届きました。

国保証の方は、珍しく簡易書留でした。

これまでに私が優待として受け取ってきたクオカードは、全て郵便受けに投函されていましたが、

今回のように簡易書留の場合は受け取りのサインが要ります。

これは面倒ではあるのですが、現在住んでいる建物では、

郵便受けに投函されたものを盗難される被害が2度も発生していますので、

受け取りサインの手間はあっても、手渡しの方が安心感があります。

知っている人が見れば、封筒の中に金品が入っていることはわかってしまいますし、

額面3,000円ともなると、下手人側としても盗り甲斐があるレベルです。

 

簡易書留にすると企業側の費用が馬鹿にならないでしょうが、

普通郵便の場合でも、郵便受けからはみ出したままのようなずさんな投函はやめて欲しいものです。

 

1年半前に優待クオカードを目当てに購入した後、

一度も権利を取らずに優待廃止の憂き目に遭って塩漬けになっていたイーグランド (3294)。

直近の1年くらい上昇トレンドを維持して、今日ついに日の目を拝みましたが、

さて、薄利でやれやれ売りをしてしまうか、それとももうちょっと待ってみるか。

株価の推移からしても業績の見通しは明るそうで、配当利回りも3.65%。

でも、銘柄自体にはいい印象は無いので、早く手放したい気持ちは強いです。

選択は、明日の気分次第。

 

また今日は奇しくももう一つ、イーグランドと同時期に買って、

やはり塩漬けになっていたあかつき本社 (8737)も、初めて水面に浮上しました。

あかつき本社は、底値圏での1年以上に渡る横ばい期間を経て、ここ2ヶ月で急激に値を戻してきました。

業績が回復してきたのが原因のようで、先週金曜日の四季報にて大幅増配見込みの記事があり、

今日一気に私の買値をぶち抜きました。

ただ、かなり長い上ヒゲを引いてしまいましたので、今後もっと上を目指せるかどうかは不透明です。

上記の増配見込みが実現すれば、配当利回りは4.59%に達しますし、

5万円以下の投資で1,000円/年のクオカードはもともと高評価でした。

元々売るつもりは無かったので、厳密な塩漬けではないのですが、

高配当と含み益を保ってくれれば、より気持ち良く長期保有できます。

ただ、以前にリリースを流し読みした時には、

業績回復の理由は一時的な収入か、あるいは本業以外によるものだった覚えがありますので、

今後の展開を楽観するのは早計かもしれません。

藤井聡太四段

私は大の将棋ファンなので、藤井聡太四段の名前は数年前から知っていました。

将棋界では、小学生が詰将棋の大会で、プロに混じって好成績を挙げているのが話題になっていたからです。

当時から、羽生三冠に匹敵する天才少年だと噂されていました。

その後、全く伸び悩むことなくすごいスピードでプロ四段への階段を駆け上がり、

プロデビュー以来無敗で連勝記録を伸ばしています。

 

この藤井四段の活躍は、普通の全国ニュースやワイドショーなどでも取り上げられているようですが、

将棋に全く馴染みのない、ルールも知らないような人達は、どのように受け取っているのでしょうか。

将棋というゲームの内容を知らなかったり、あるいはプロ将棋の世界に詳しくなければ、

藤井四段のすごさ、残している結果の価値を理解するべくもありません。

 

あまりにも醜いごたごたのあった後に、絶好のタイミングで救世主が現れた格好になっていますが、

藤井四段の影響で、将来的に将棋人口の裾野が広がる可能性はほとんどないと思います。

バカモンGOの騒動しかり、いとも容易く扇動されてしまう国民性ですので、

一世を風靡する一発屋芸人さんのように、少し時間が経てば、何も無かったかのような状態になっているでしょう。

もちろんそれは、棋士としての藤井四段の価値に、何の瑕疵をつけるものでもありませんが。

 

将棋界としては、大きな話題になって喜ばしいという風潮ですが、

へそ曲がりの私にとっては、自分の大切なものを冷やかし半分でぞんざいに弄ばれている気がして、

あまりいい気分ではありません。

 

あるワイドショーでは、紹介した棋士の写真と名前が間違っていたらしいですが、

そんないい加減な番組で軽々に取り上げて欲しくはないというのが本音です。

サカイ引越センターからお米が到着

6月9日(金曜日)に、3月権利銘柄優待の先陣を切ってサカイ引越センター (9039)からお米5kgが届きました。

今回が初めての取得でしたので、結構早い到着にびっくりしました。

 

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本当は優待で頂けるお米の量を増やしたいのですが、

現在のところ、積水ハウス (1928)の5kgと合わせて年間10kgです。

2ヶ月分の消費を賄えるくらいでしょうか。

 

先日IRセミナーに参加したティア (2485)は、

100株(8万円弱)で3kgがもらえますし、業績の成長性もありそうなので気にはなっていますが、

3kgという量と配当利回りが物足りないので購入には踏み切っていません。

 

日東エフシー (4033)は、株式投資を始めて最初に購入した銘柄であり、

更に個人的に一番応援したい農業関連の業種、しかも地元企業ということで、

かなり思い入れがあり、早売りで手放してしまった後もずっと見守り続けています。

1,000株保有でお米5kgが頂けるのですが、一方で将来的な業績の見通しに一抹の不安もあり、

暴落したら買おうという腰の引けたスタンスで秋波を送っています。

リコーリースからクオカード到着

昨日(615日)、リコーリース (8566)から事業報告書とクオカード4,000円分が届きました。

やはりクオカードは2,000円が2枚でしたが、

確認してみると、額面4,000円分というクオカードは発行されていないからでした。

3,000円のクオカードは、これまでにもらったことがありますが、

それ以上、つまり5,000円はまだ見たことがありません。

額面5,000円だと、1,000円が5枚よりも何故か嬉しい気がします。

今回も4,000円分を頂いた筈なのですが、2,000円が2枚だと、ややインパクトには欠ける印象。

5,000円のクオカードを拝むことができる日がいつになるでしょうか。

このまま全国保証 (7164)を保有しておけば、来年の今頃にもらえるのが最短です。

あとは、リコーリースも再来年からは5,000円に。

5,000円のクオカードを手にするには根気が要ります。

 

リコーリースの事業報告書を読みましたが、やはり株主に対する姿勢が極めて誠実です。

事業や財務の内容をなんとか理解してもらおうという気持ちが伝わってきますので、

これだけ誠実に対応されると、株主としても誠実な行動で返さねばという気持ちになります。

具体的には、投機ではなく投資の対象と考えて、長期で保有することが株主としてのお返しだと思います。

やや値がさである上に1,000株を保有していますので、かなりの資金を投入していることになりますが、

私の株式投資は収集趣味も兼ねていますので、

気に入って好きになった銘柄は、ポートフォリオに並べておくだけで満足感が得られます。

業績は長期的にも堅調に推移してくれることを信じていますが、

もし外部環境で株価が下落する場面になれば、更に買い増していきたいと考えています。

 

話が変わって、北朝鮮に拘束されていたアメリカ人が昏睡状態で解放されたというニュース。

訪問理由が観光ということになっていますが、これが本当なら同情するに値しません。

渡航自粛になっている戦地に取材に行って捕まるジャーナリストにも同情はできませんが、

まだこちらの方は、戦地の実情を世界に伝えるという「ご立派な」目的を考慮すれば、

まだまし(それでも税金をはたいて身代金を払うのは論外)です。

狂った国に道楽目的でわざわざ外貨を落としに行くのは、罪に問われてさえしかるべきだと思います。

日本の拉致被害とは根本的に状況が違いますし、親は北朝鮮を非難する前に息子の愚行を恥じるべきです。

キヤノンの防犯カメラ

昨日のNHKの番組で、キヤノン (7751)の防犯カメラ部門が出てきました。

キヤノンで防犯カメラと言えば、買収したスウェーデンアクシスコミュニケーションズが浮かびますが、

昨日登場したのは、その日本支社だったのでしょうか。

様々な技術が紹介されていましたが、それらがどれほど収益に結びつくかは想像できませんので、

キヤノンの先見性を信頼して見守ります。

テレビ以外でも、公園で見かける人が首から下げているカメラにCANONのロゴがあったり、

近所に建設される建物を積水ハウス (1928)が手がけていると嬉しくなりますので、

「株主としての愛」は結構強めです。

そういえばBSで放送される映画で、

前半のスポンサーが積水ハウス、後半がキヤノンという黄金の組み合わせもありました。

 

そろそろ四季報新号の季節です。

SBI証券のページでは、オリックス (8591)の評価レポートが更新されました。

レーティングは最高の5(買い)。

投資判断コメントにも美辞麗句が並んでいて、いかにも買いたくなりそうな内容です。

あと2週間ほどで今年の優待内容が明らかになると思いますが、

昨年頂いた「松浦港の海鮮丼」が今年も採用されていることを切望しています。

 

昨日株主総会が行われたリコーリース (8566)からは、事業報告書が公開されています。

リコーリースは株主に対する姿勢が極めて誠実で、IR情報が充実しているのが大きな特徴だと思います。

とてもそんな柄ではありませんが、もし勤め先として一般企業を志望するとしたら、

かなり魅力的な候補になったかもしれません。

今回の事業報告書では、リース業で営業キャッシュフローがマイナスになる仕組みが解説されていて、

株主が財務データを理解し易いように気が配られています。

配当性向を今期予想の19.3%から段階的に上げていって、3-5年後には25%にするとしていますので、

中長期的に増配傾向を維持することがほぼ確約されています。

現状の配当利回りはやや低めですが、それが上昇して高配当銘柄と呼べる日が来るまで、

しっかりと保有して応援します。