個人投資家としてのレベルは、阿鼻叫喚の経験値を積まないと上がりません。
私は2014年2月から株式投資を始めたので、あのリーマンショックを知らないのですが、
これを経験したかどうか(正確には、致命的な失敗をせずに善処できたかどうか)で、
投資家としてのレベルが段違いだと考えています。
大暴落時に「大底で買って大儲け」なんていうのは分不相応なので、
「莫大な含み損を抱えた大底を冷静にやり過ごし、数年待って含み益へ復活」で十分です。
これができれば、相当量の投資家経験値を手に入れられる筈。
もし今回のコロナショックが、後々リーマンショックと並び称されるくらいの大暴落になるのであれば、
ある意味、貴重な経験を積む機会に恵まれたとも言えます。
狼狽して投げ売ってしまい、死屍累々の大底を建設するための人柱のひとりになってしまうのは、
貴重な経験値が得られる絶好の機会を自ら放棄することに等しいでしょう。
「禍転じて福となす」
「転んでもただでは起きぬ」
そして、
「運命は勇者に微笑む」
といったところが肝要ですな。
という訳で、折角ここまで大暴落したのですから、
是非ともリーマンショックと並び称され、歴史に刻まれる「コロナショック」になって欲しいと思っています。
蛇足ですが、リーマンショックの際に多発したという、
「個人投資家ブログの途絶」も発生するのかどうか、興味津々で見ていきます。
また、これまで投資をせずに資金を遊ばせている人にとっては、興奮で震えるくらいのチャンスが到来している訳ですが、
それを理解している人、ものにできる人はほぼ皆無というのが実にもったいないところです。