三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

西山朋佳三段


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先週の土曜日に、奨励会最終日の対局が行われましたが、

残念ながら、西山朋佳三段の四段昇段はなりませんでした。

 

元々、本人の2連勝が必要条件であり、更にライバルの負けという他力も求められる厳しい条件ではありました。

結果として、全ての条件が揃うことはなく、四段昇段を逃すことになった訳ですが、

特筆すべきなのは、当日に西山三段自身は見事に2連勝したので、自力での落選ではなかったことです。

最終成績も14勝4敗という文句のつけようのない数字で、次点を獲得しました。

 

藤井聡太七段が奨励会三段リーグを戦った際には、最終局で西山三段を破っての13勝5敗でした。

この時、2位で四段昇段を果たした大橋六段の成績は12勝6敗です。

 

西山三段にとっては、今回次点を取れたことは大きいですし、次期の順位は1位ですので、

史上初の女性棋士誕生は引き続き大いに期待できる筈です。

 

今回のように、すんでのところでチャンスを逃すと、以降は勝負運に見放されてしまい、

往々にして「これが最初で最後の……」という結末になってしまう、というのはよくある話です。

しかし、最終日に2連勝した西山三段の精神力と実力は本物であり、

勝負運も再び力強く手繰り寄せて、報われる瞬間が必ず訪れると信じていますし、応援していきます。

 

蛇足ですが、西山三段と同じ女性の(女流)棋士ではあるものの、対照的な心象を受ける方がいました。

私の贔屓の一人である棋士の弟子なのですが、

「学業を優先するため」という理由で休場しておきながら、その間に勤しんでいたのは、アイドル然とした芸能活動。

結局、日本将棋連盟からも退会したのですが、その後の続報を聞いて苦笑してしまいました。

個人的に一番チャラついている印象を持っている民放局のアナウンサーになるとか。

あまりに彼女のイメージにぴったりし過ぎていて、納得です。