中断から再開したNHK杯は椅子対局になり、各対局者の前にアクリル板が設置されています。
このアクリル板の位置がかなり対局者に近いので、下げた頭をぶつけてしまう場面がしばしば。
先日は、西山朋佳三段が投了時に派手にぶつけていました。
本人は恥ずかしかったようですが、微笑ましくて実に可愛らしかったです。
開始時はともかくとして、投了時は身を乗り出していることが多く、
アクリル板の存在を気にする余裕もないと思うので、頭をぶつける危険性が高そう。
盤の中央に1枚あればいいのではないかという気がします。
その西山三段。
前回惜しくもプロ入りを逃した三段リーグで再び戦っていますが、
先週まで、全18局中10局を消化した時点で7勝3敗として、3番手につけていました。
が、先の金曜日に痛恨の連敗……。
順位1位というアドバンテージがある貴重な期だったのですが、
急転直下、残り6局で上に8人という厳しい状況に陥ってしまいました。
今週の日曜日には、すぐ次の対局がありますが、来期の順位のためにも大事な勝負です。
今期を除くと、チャンスはあと2期くらいでしょうか。
充分な実力は誰もが認めるところなので、あとは勝負運。
女流棋士を続けながら編入試験、という道も現実味はありそうですが、
是非とも正面突破で史上初の女流棋士になってほしいです。