三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

サラメシ


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NHKの「サラメシ」という番組が好きで、ずっと視聴しています。

色んな職業を紹介する内容ですが、仕事をするのが嫌いな私がこの番組を好んでいるのは何故でしょうか。

 

ここ3年、大企業の社長を紹介する特番を真夏に放送していますが、これが特にお気に入り。

2017年は、伊藤忠商事 (8001)、NTTドコモ (9437)、鹿島建設 (1812)、マネックスグループ (8698)、大和ハウス工業 (1925)。

2018年は、資生堂 (4911)、ビックカメラ (3048)、カゴメ (2811)、SOMPOホールディングス (8630)、JTB(非上場)。

2019年は、ANAホールディングス (9202)、三菱地所 (8802)、アサヒグループホールディングス (2502)、

セイコーホールディングス (8050)、双日 (2768)、といった顔ぶれ。

 

取材した様子とはいえ、かしこまったスピーチを聞くのとは明らかに違って、

社長がどれくらい偉そうにしているか、信頼できそうか等、なかなか参考になります。

 

昨年の放送では、ある社長が新たにM&Aで買収した海外子会社を訪問し、

現地従業員に対して英語でスピーチするというシーンが紹介されました。

 

「買収された側の立場である現地従業員に対する姿勢が大切」

「行きの飛行機の中で、スピーチの原稿をしっかり読み込んで準備してきた」

 

なかなかいいんじゃないのと思ったのも束の間、肝心のスピーチ本番は、あろうことか原稿をとうとうと棒読み!

その程度のやっつけ仕事なら、飛行機の中で原稿を読み込むなんて徒労では?

読めない単語がないかどうかを「読み込んでいた」ということ?

原稿の締めの言葉は、”Thank you all, very much”となっていたようですが、

”you”と”all”の間で区切るという見事な棒読み。

 

私が現地の従業員だったら、著しく心象が悪かったでしょう。

そもそも、あの抑揚のない棒読みだと、従業員には英語として伝わっていないと思います。

 

社長ともなると準備時間が取れないのでしょうが、

どうせスピーチをするのであれば、それなりの準備をしないとやるだけ無駄(か、それ以上の逆効果)かと。

 

NTTドコモは、2017年8月の放送直後に最初の100株を買っていますが、

サラメシがきっかけになった訳ではなく、たまたま買い場が到来しただけだった気がします。

 

来年以降の放送も楽しみですが、これで新しく買う銘柄を発掘するというよりは、

既に株主になっている企業の社長が紹介されるのを期待しています。