私はNHKの受信料を素直に払っていますが、
その額が妥当かどうかはさておき、個人的に満足感のある番組数でいうと、
他の民放局よりもNHKが圧倒的に多いと評価しています。
よく視聴するのは歴史番組。
BSも含めて、「英雄たちの選択」「歴史秘話ヒストリア」「ザ・プロファイラー」「偉人たちの健康診断」
「アナザーストーリーズ」といったところで、他にも「中国王朝」などの限定シリーズものも。
これだけ同じような歴史番組を乱立させる意義は、本質的には無いと思います。
複数のスタッフに同じ歴史番組を製作させて競わせているといったところでしょうか。
私が一番気に入っているのは「英雄たちの選択」。
よほどの外れ題材でない限り(最近の「落語」云々という回はパス)、毎回観ています。
司会の磯田さんは、歴史好きな子供がそのまま長じてそれを仕事にしてしまったような感じ。
歴代アシスタントのアナウンサーも、本当に歴史に興味のありそうな人選で素晴らしいです。
また、スタジオに呼ぶゲスト3人は、基本的にその題材に関連する何らかの専門家なので、
VTR間のトークもなかなか楽しめます。
ただその中で、何故か頻繁に呼ばれる「脳科学者」のN野さんはちょっといただけません。
茫洋とした肩書きを名乗っていますが、その話は心理学に毛の生えたような薄い内容に終始しているので、
個人的には全くもって不要な存在です。
その彼女の出演頻度が異様に高い気がしますが、個人的好悪の印象バイアスがかかっているからかもしれません。
他の番組との差別化という事情もあってか、
歴史上の人物の「選択」がクライマックスという仕立てになっているのですが、
これも残念ながら蛇足かなという気がします。
とまあ文句はあるものの、「英雄たちの選択」は非常にお気に入りの番組なので、
ずっと続いて欲しいですし、題材を世界史にも広げてくれることを切望しています。
「歴史秘話ヒストリア」は、Kalafinaを知ったきっかけということで思い出深い番組です。
Kalafinaが空中分解(泣)してしまった今でも、”Kalafina”とクレジット表記して曲を使用し続けているのは何故?
権利関係等は大丈夫?
「ザ・プロファイラー」は、題材が良い数回しか観たことがありませんが、この番組の構成は最悪です。
司会者も含めて、スタジオにいる人間4人が全て「素人」の芸能人なのが致命的。
「ワイドショーで、時事題材に対する素人芸能人の御高説を拝聴したい」という世間的ニーズは何故か高いようで、
その流れにおもねたスタッフが製作しているのでしょうか。
たとえ素人であっても、興味は持っていて知識はあるという芸能人ならまだましですが、
そうですらない人間がスタジオに座っていることもあり、ちょっと視聴に耐えません。
最近は専ら、VTR部分以外は早送りです。
先日は、「シルクロード」を再放送していました。
あまりに昔の番組であるが故の違和感から、視聴するのにやや抵抗があるのですが、
シルクロードといえば、ほぼそのままモンゴル帝国のお膝元なので、気が向いたら録画したのを観ていくつもりです。
時間はいくらでもある!