正月に録画していた「大逆転将棋2019」を観ました。
昨年から復活した企画で、それに伴って趣向を凝らしているものの、個人的には不満がたくさんありました。
「出演者が次々とプロ棋士との投了図対局に臨む」という以前のシンプルな構成の方がいいと思います。
不満な点。
・番組タイトルにもその名前が組み込まれてしまっていますが(最初はそれと気づかなかった)、「ひふみん」の出演には反対。
・急造でルールを覚えさせた程度の初心者に指させる企画はつまらない。
・番宣の出演者にも反対。
良かった点。
・投了図から始める以外にも、全て持ち駒スタートや、好きな配置スタートというハンデのつけ方は面白い。
・ニコ生の映像で少し映った鈴木環那女流二段の長髪姿が、意外と似合っていた。
・「詰将棋かるた」では改めてプロ棋士の凄さを見せつけられ、尊敬の念がいや増した。
普段将棋に興味のない人を引き込もうとして、初心者を出演させているのかもしれませんが、
番組として、それが功を奏しているとは思いません。
新たな将棋ファンの獲得は別の方策に譲って、
この番組はむしろ、既存の将棋ファンを楽しませる方に重心を置いて欲しいです。
また、心なしかいつもよりも元気が無さそうにも見えた、神吉七段のトークがそれほど炸裂しなかったのは残念。
ちゃんとした対局の解説の中で、ゲスト側の差した悪手にツッコミを入れる神吉節を是非また聞きたいです。