このところ、テレビで将棋に関する番組を見る機会が増えていますが、どうにも気になることが一つ。
将棋を「打つ」と言う人が結構いるのです。
将棋は「指す」。
「打つ」は麻雀とか囲碁の方ではないでしょうか。
将棋を始めたばかりであまり馴染みがない人なら仕方がありませんが、
インパルス板倉さんが「打つ」と言ったのを見たときにはびっくりしました。
「指す」方も「観る」方も、かなり経験がありそうなのに、一体どうしたことでしょうか。
四段を「よんだん」ではなく「よだん」、
九段を「きゅうだん」ではなく「くだん」と読むのも将棋界独特ですが、
ニュース番組などで読み間違えていると、その局その番組の姿勢はそんなものかと思ってしまいます。
先日、そのインパルス板倉さんも出演されていた将棋の番組を見ましたが、
字幕で「優しい詰将棋」と出ているのに気がついてしまいました。
正しくは「易しい詰将棋」。
テレビ番組の字幕では、よく誤字が見つかります。
最近では「満を辞して」なんていうのもありました。
番組を作る際に、入れた字幕の確認なんて基本中の基本ではないかと思うのですが、
チェックしても気づかない、あるいはそもそも知識がないのでしょうか。
意地悪な小姑みたいで恐縮ですが、正しい表現、正しい漢字を使用して頂きたいものです。