先週の金曜日に、”建設中のマンションを完成直前で解体”というニュースの見出しをネットで見かけました。
奇妙な内容が気になって中身を読んでみたところ、なんと、積水ハウス (1928)が当事者ではありませんか。
周辺住民からの反対を受けたことが原因のようですが、ちょっと信じられない顛末です。
損失の金額も馬鹿にならないと思いますが、今のところ、適時開示速報には何も発表はありません。
更に、同じ金曜日には、アメリカの格付け会社が積水ハウスの長期格付けを2段階引き下げたという記事も。
先週木曜日に増配を発表していましたが、
そのきっかけとなった米企業の買収によって有利子負債が増加することが理由だそうです。
格付け云々は当然覚悟した上でのM&Aだったのでしょうが、
マンション解体の方は、かなり不気味で嫌な感じのするニュースです。
先週木曜日の増配(業績の上方修正)発表の時点で、この件も明らかになっていた筈なのに、
まとめて特別損失の計上を行わなかったのもどうかと思いますが……。