昨日、あおぞら銀行 (8304)が本決算を発表しました。
去る2月のあおぞらショックによる無配転落を受けて、
「この銘柄からの今後の配当はゼロ」という(個人的・精神的な)引き当てを済ませているので、
どう転んだとしても、ポートフォリオからの配当収入に与えるマイナス影響はありません。
それでもまず注目なのは、今期の配当予想でしたが、
事前の見込み通り、一応は年間76円となっています。
もちろん、実際には柔軟に業績連動させてくるので、
現段階では”絵に描いた餅”以外の何ものでもありません。
一方で、それよりも気になったのは、大和証券との資本業務提携の発表です。
今後の業績に対して、どれほどのプラス効果が生じるのかはわかりませんが、
現時点で気になるのは、
第三者割当増資とやらで大和証券に買わせるために、新規株式を発行するという点。
発行済株式総数の18%超に当たる増資なのですが、
希薄化によって、一株あたり純利益の15%くらいが吹っ飛ぶ計算になるので、
ただでさえしょぼい76円配当に対して、そこそこの逆風になりそうです。