先週金曜日には、主力5つを含む9銘柄の決算発表がありました。
良し悪しは様々で、まず、KDDI (9433)(年間140円→145円)と、
日本電信電話 (9432)(年間5円→5.2円)の増配予想はかなり物足りませんでした。
ところが、全くノーマークだった伏兵が援軍として現れたのです。
それは、日本紙パルプ商事 (8032)。
トイレットペーパーの優待目当てで100株を保有しているのですが、
前期の年間配当130円から、今期は一気に250円予想へと跳ね上げてくれました。
失礼ながら不審に思って決算短信を確認してみると、
新しくスタートした中期経営計画において、
「配当性向30%以上+累進配当」を打ち出していました。
直近の配当性向は、
2023年3月期:6.5%
2024年3月期:16.5%
だったので、劇的な上昇です。
100株しか保有していないものの、増配額は12,000円となり、
今回の決算発表の中では、三井物産 (8031)とリコーリース (8566)についで堂々の3番目。
場中の発表だったので、金曜日の株価終値はプラス5.80%でした。
トイレットペーパーの優待も気に入っていますが、
買値での配当利回りも7%半ばに達し、素晴らしい孝行銘柄になってくれました。
他の銘柄では、ビーアールホールディングス (1726)が連続増配を継続する予想を出し、
買値での利回りが9%に迫っています。
ポートフォリオで3つ目となる、ふた桁利回りが視界に入ってきましたが、
株価168円で100株しか保有していないので、残念ながら実益はほぼありません。
ささやかな投資金額ではありますが、かなり古参の銘柄で、最初に買ったのは2015年2月9日。
クオカード優待が目当てでしたが、昨年、見事に廃止を喰らっています……。
一応は”高配当”銘柄なので、何か変事が起きない限り、
ポートフォリオの片隅に永く鎮座することになるでしょう。