激戦を期待していた竜王戦でしたが、まさかのストレート防衛で終わってしまいました。
王座戦とは違って、スコアの印象通りに圧倒したという感じです。
タイトル戦でストレート決着というのは、それなりに重い結果なので、
「敗者の対局料の半分が勝者へ渡る」くらいの制度があってもいいと思います。
3連敗を喫した時点で、幾許かは諦めと開き直りの心境が出てくるのは仕方がありませんが、
その先に更に大きな損得が懸かっていれば、一矢報いるための気合も違ってくるでしょう。
因みに、竜王戦でこれを採用すると、勝者の賞金は5千万円近くになります。
今回のように、挑戦者が敗者となった場合、
予選を勝ち上がる過程で既にかなりの額を稼いでいるので、
ストレート負けの”罰金”を払っても、そんなに痛くはないかもしれません。
ところで、今年は藤井”名人”の順位戦がありません。
昨年は、深夜までのんびり観戦する機会が月に1回くらいのペースであり、
その時には夜のお菓子も解禁したりして楽しみだったのですが。
タイトル戦の場合、終局が深夜までずれ込むことはほとんど無いので、これはちょっと残念です。