そう言えば一昨日の日曜日、テレビをつけたところたまたま大相撲をやっていたので、
大関と、新入幕間もない若手が対決した優勝決定戦を観ました。
結果は、大関の見事な変化が決まって一瞬での決着。
音声は消していたので、現地の反応はわかりませんでしたが、
当然批判の声は上がっているようで。
相撲ファンではない私でも、僭越ながら虫酸が走りましたが、
冷静に考えると、責められるべきはこの弱い大関ではありません。
彼は、弱いなりに分相応の相撲を必死にとっているだけです。
問題なのは、この弱い力士に大関という地位が与えられていること。
大関に昇進する際には、推薦された旨を伝達する使者が派遣されますが、
この「推薦」をした人間の責任が追及されるべきです。いるとすれば。
実際には、実力がなくてたまたま白星が集まっただけでも、
地位にふさわしい品位を身につけていなくても、
3場所で33勝という数字を満たせば機械的に大関になれるのでしょう。
尚、翌朝の筋トレ時にラジオを聴いていたら、
優勝インタビューでこの弱小大関の口から「横綱」という言葉が出て”二度聞き”しました。
流石にこの実力で大関を立派に務めているだけあって、面の皮は相当に分厚いようです。
先んじて引退をしない限り、大関の地位を守って力士人生を終えることすら困難だと思うのですが……。