コンビニデザートの新商品の回転率から察するに、
「(中身を問わない)新商品」に対する特異的な需要は極めて大きいようです。
とにかく新商品でさえあれば、必ず一定程度売れると。
そうなると当然、「新商品」ではなくなったものはどんどん消えていきますので、
気に入った味を楽しめるのはごく一瞬となり、まさに一期一会といった様相です。
自宅から最寄りのコンビニは青と緑の店なのですが、
実に商魂たくましい新商品戦略(?)を採用しています。
昨今のインフレに伴って値上げを行っていますが、その際に、
中身は全く変わっていなくて値段を上げたものを「新商品」の肩書とともに発売しているのです。
そういう商品は、例外的にロングセラーになっている訳で、
当然食べたことのある人は多いでしょう。
その人たちに「これのどこが新商品なんだよ」という感想を抱かれたとしても、
それ以外の人に「新商品」ラベルを動機として買わせようと。
別にこれで直接的な迷惑を被っている訳ではないのですが、新商品狂の時流には辟易です。