今日のザラ場中に、アドバンスクリエイト (8798)が複数のIRをリリースをしました。
通期業績予想の上方修正、増配、株式分割、そして「優待拡充」です。
「優待拡充」については、これまで100株でカタログギフトだったものを、
1:2の株式分割後でも、同じく100株でカタログギフトをもらえるという内容です。
確かに、これまでの半分の投資額で優待がもらえるので、
新規投資家にとっては「拡充」なのですが、
長期に渡って株主を務めてきた古参にとっては恩恵がありません。
分割して200株になったうちの100株を売って利益が出せる可能性はありますが、
株を売って(=株主ではなくなることによって)利益を出すのは「投機」であり、
企業から「投資家」への利益分配には当たらないと、個人的には考えています。
私の大嫌いなつなぎ売り勢は論外としても、長期株主は特に大切にされてしかるべきと思います。
正当な利益分配を求めた、正当な「投資」をしているのですから。
新規株主を釣るために撒き餌をするのは構わないのですが、
その際には、古参への配慮もして欲しいものです。
尚、今回の増配は、来る3月権利の中間配当と、9月権利の期末配当が対象だったのですが、
もしこれが、既に権利日が過ぎている配当に遡って適用される増配であったならば、
古参への十分な配慮と捉えます。
ちょっと前には、もっと酷い古参軽視例がありましたっけ。
優待を新設した際に、3年以上だかの長期保有で拡充という条件をつけたのですが、
なんと、3年以上前からの古参株主に即適用はされず、この優待新設から更に3年経たないと駄目だというのです。
ここまで古参を愚弄する神経が信じられませんが、もし私が株主だったら、翌日に即叩き売っているでしょう。