現在、60cm水槽と20cm水槽のどちらにもミナミヌマエビが暮らしています。
暖かくなった5月あたりから、彼らの繁殖が始まっていました。
20cm水槽では次々に抱卵個体が現れ続けていて、小さな稚エビがたくさん見られます。
一方、60cm水槽では、5月末に何回か稚エビを見かけたのですが、
それ以降は大人エビの姿すら消えてしまいました。
ただ、水換えの際にプロホースでウィローモス塊の下の砂利を吸うと、
おそらくミナミヌマエビのものと思われる細かいフンがたくさん出てくるので、
表に出てこないように、ウィローモスの中でひっそりと暮らしているのだと思います。
カワムツ君やタモロコ君が時折怪しげな赤いフンをしていますし、捕食されて数が減っているのは間違いないでしょう。
それとは対照的に、20cm水槽の方はミナミヌマエビの捕食者はいないので、爆発的に増えそうです。
最終的には、酸素量で頭打ちになって平衡状態になるとは思うのですが、そこ迄にどのような経緯を辿るのかが問題。
産まれてくる数が抑制されるのならいいのですが、産まれた後で酸素不足で死なせてしまうのはかわいそうなので、
稚エビをせっせと60cm水槽へと移していくことにしました。
なるべく7-8mmくらいまで大きくなったものを選んでストローで吸い取って捕獲し、
これまでに30匹の引越しを2回行いました。
60cm水槽の酸素量は問題ないと思いますので、
ウィローモスに隠れておく知恵があれば、生き延びていける筈です。
本当は、60cm水槽の中だけで安定して継代していってくれるのが一番いいのですが、
少しずつ捕食されるのは防ぎきれないようです。
一方で、20cm水槽では増えすぎて都合が悪いということであれば、
私が一手間かけることで、両者の間で需要と供給を取り持って維持するというのも悪くはないでしょう。