株価は今日もマイナス2.21%と散々でしたが、大引け後に度肝を抜かれるリリースがありました。
去る9月9日に「自己株式取得の取得枠拡大及び取得期間延長」を発表していましたが、
翌9月10日の株価は窓を開けて上昇し、これが更なる一段高の始まりになっていました。
その結果、株価1,000円へという展開になっていた訳ですが……。
今日でその延長された期間が終了し、
「自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ」という文書が発表された訳ですが、それによると、
1. 取得期間 2019年12月1日 ~ 2019年12月19日
2. 取得株式数 0株(!!!)
3. 取得金額 0円(!!!)
これまでも途中報告が逐一あり、それがずっと「取得0株」だったので、
最後の3週間で駆け込み買いだとワクワクさせておきながら、まさかのゼロでそのまま終了?!
9月19日の上記発表に対して、株価は少なからず動いたのですから、
「株価操作」とか、「詐欺」とか、犯罪っぽいかほりがするのは私だけでしょうか?
念のため、自社株買いを最初に発表した1年前の文書も読んでみましたが、
「全く買い付けない可能性もある」というニュアンスが感じられる箇所はありませんでした。
「会社法第156条の規定に基づき」とあるので、
この法律には「詐欺まがいのハッタリも可」と明記されているのかもしれませんが。
しかし法律的にどうあろうと、倫理的にはこの所業を見過ごすことはできません。
ニプロ (8086)もしかり、言動が信頼できないというのは致命的です。
時期的にタイミングが悪いので(今年の売却損益と配当益の帳尻合わせ済み)、
叩き売るとしたら書類上の年が変わる12月27日以降にしようと思いますが、
それまでにもう少し思案することにします。