NHK BS1で「球辞苑」という番組が放送されています。
マニアックなテーマに沿ったプロ野球の話題や記録を紹介していますが、
テーマによっては非常に面白く、また、ためにもなる番組です。
先日のテーマは「カーブ」でした。
カーブは、草野球で自分で投げるにしても、プロ野球を観戦するにしても、一番思い入れのある球種です。
毎週のように草野球で投げていた20代の頃は、自分でも実に納得のいく「抜き方」ができていて、
腕の振りは速いままで、我ながらきれいなスローカーブを投げていました。
しかもスリーボールからでも投げられるくらいにコントロールの自信もあったので、一番の武器でした。
ところが、年月と共に少しずつ感覚が変わっていった結果、
どうやって投げていたのかが自分でもわからなくなり、今ではさっぱり投げられなくなってしまっています。
抜こうとするあまり、すっぽ抜けになってしまったり、回転をかけられずに曲がらなかったり……。
どちらも、ほれぼれするようなカーブの使い手です。
星野さんは、当時熱狂的なライオンズファンだった私にとって、天敵とも言える存在でした。
遅い球で並み居る強打者をきりきり舞いさせるのは、まさにプロの技です。
手の甲を前に向ける「ドロップ」の投げ方は、参考になったような気がしたので、
今季の草野球では、試合前のキャッチボールの時に試してみようと思います。
いつの日か、カーブとシュートで組み立てる投手として復活したいです。
現在は不本意ながら外野手なので……。