降雨コールドとなった甲子園。
「水たまりだらけ」というよりは、
水がたまっていない場所がほとんど見当たらないくらいの悲惨なグラウンド状況でした。
投手が投球後に足を取られて何度も転んだり、
打者が手を滑らして、スイング後のバットを派手に(相手ベンチまで)放り投げてしまったり、
ショートゴロがショートまで届かずに止まってしまったり。
実はこれらは全部、東海大菅生の背番号1番に降りかかった災難でした。
しかし一番悲惨だったのは、降雨コールドという中途半端な幕切れになったことでしょう。
大阪桐蔭の投手が代わり、まだ反撃の目は十分残されていそうな展開でした。
今日の残り3試合を明日以降に延期するのであれば、
この試合もサスペンデッドにして、続きから再開できないのでしょうか。
また、天気予報の段階でこういう中途半端な結末になる可能性は高かったのですから、
最初から中止という判断が最善だった気がします。
とにもかくにも、
「大量リードしたら、手を抜いて怠慢プレーをするのが美学」
とか嘯いてチンタラやっている職業プロ野球ならともかく、
高校野球で降雨コールド制は避けるべきではないでしょうか。