スキー女子ジャンプの日本遠征が先週末で終わりましたが、
その結果は、個人4戦全勝だったルンビ選手に席巻されました。
1年ほど前の高梨選手も同じようなペースで優勝していましたが、現在のルンビ選手には、それ以上の力強さを感じます。
剛腕というか、圧倒的な力づくで飛距離を伸ばしているイメージ。
ルンビ選手と並ぶ2強の一角であるアルトハウス選手と、大舞台で異様な勝負強さを誇るフォークト選手のドイツ勢2人は、
調整を優先して札幌シリーズのみで帰国してしまい、蔵王には来ませんでした。
蔵王での中日に行われた団体戦でのドイツチームは、飛車角落ちの4人がエントリーしていましたが、
おかげでスロベニア勢が表彰台に上がり(結果的には2位)、
ロゲリ選手、クリジュナル選手らの笑顔が見られたのはラッキーでした。
団体戦はエキシビジョンみたいな雰囲気で、勝負そのものの緊張感には欠けるのですが、
中継の選手紹介時に流れる、各国10秒ほどの紹介VTRがなかなか良いのです。
今回は表彰台でのスロベニア勢の笑顔も見られて、なかなか満足の団体戦でした。
そのスロベニア勢。
この日本遠征は、良い兆候がいくつも見られて実りあるものになったのではないかと思います。
まずクリジュナル選手は、蔵王で7位、4位と自己最高をたて続けに更新しました。
蔵王最終戦(4位)は、もう少しで表彰台という展開となり、個人的に非常に盛り上がりました。
不振が続くロゲリ選手は、やや回復基調のジャンプが出てきて、明るい表情が戻ってきました。
札幌での状態はどん底だったようで、なかなか形容し難い表情をしていましたので、そこから好転し始めたなら何よりです。
蔵王は天候が荒れることが多いらしく、毎年競技がよく中断します。
その結果、時間が延び延びになってしまうのですが、
中断している間には、選手の控え室の映像が流れることが多いので、実はこれはこれで大きな楽しみの一つに。
クリジュナル選手の無邪気な表情や、ロゲリ選手の明るくなってきた表情を見られたのは良かったです。
一方で、控え室での衝撃映像(!)も。
ロシアのアバクモワ選手の腕に、なんと大きな刺青が!
話は変わりますが、スキー連盟の公式ページで各選手のプロフィールを見ると、
なんと選手によっては未婚か既婚かが記載されています。
今時、こんな個人情報を載せていることに仰天したのですが、もっとびっくりしたのは、アバクモワ選手の欄。
そこにはなんと、”separated”。
そこまで載せるか?! というか、そこまで申告しなくても……。
やんちゃで面白そうな印象だったアバクモワ選手ですが、
私が個人的に容認できない要素を二つも兼ね備えていて、ちょっとやんちゃも度を越しているということで、
応援(候補)リストからは外れることになりました。