三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

テルモが下落している

水曜日から権利落ちしているものや、すかいらーく (3197)に対しての騰がって欲しい目線が強かったせいか、

今日の後場の300円幅の墜落は、非常に気分が良くありませんでした。

この10日間くらいで、ダブルインバースと日経平均との間の株価のずれもかなり生じています。

 

リコーリース (8566)は、権利落から3連敗となって、直近の安値と75日線を割ってしまいました。

国保証 (7164)も負けじと、惚れ惚れするようなきれいな陰線が3つ並び、75日線にほとんど触りそうです。

株式分割したJCU (4975)も3日続落……。

 

今週は、塩漬けイーブックイニシアティブジャパン (3658)が置き土産を残して巣立っていったことに感謝して、

来週は、ダブルインバースの推移に重心を置いた気持ちで見守ろうと思います。

 

すかいらーくもしばらくは冴えないのかもしれませんが、

買値より高いところで買い増しをした直後に、含み損に転落してしまうのは悔しすぎますので、

どうかこの辺で踏み留まりますように。

 

ふと、久しぶりにテルモ (4543)の株価とチャートを見てみたら、

この3ヶ月で13%近く下落して、あれっと思う水準にまで達していました。

 

テルモは、私の保有株であるニプロ (8086)と似た業種ですが、

事業の堅実性や成長性、将来性については盤石だと思っていますので、

リーマンショックのような理不尽な大暴落が訪れた際に、安値でしこたま仕込もうと狙っている銘柄の筆頭候補です。

 

会社のイメージにも好印象を持っていますので、

通常時のポートフォリオに加えても良いとは思うのですが、

その際の最大のネックは配当利回りの低さ。

株価が下がってきている現段階でも、やっと1%を超える程度なので、

配当狙いのポートフォリオに組み込むには厳しいレベルです。

もし大暴落で2,000円を切るようなところまで落ちることがあったら、

買付余力をはたいて全力買いをしてもいいかなと考えています。

2年半前に飛び乗ったじゃじゃ馬から、ようやく下馬

昨日は寄り付かないストップ高だったイーブックイニシアティブジャパン (3658)。

その終値が買値より3%弱マイナスの水準という微妙なレベルでしたので、

その勢いが続くのかどうか、固唾を飲んで今朝を迎えたのですが……、

残念ながら、2日連続のストップ高とはならず、激しい寄り天となってしまいました。

今回の噴火材料の将来性をしっかり評価するだけの知識を持ちあわせてはいませんし、

やはりこの機会にじゃじゃ馬から降りることにしました。

実に2ヶ月ぶりの利益確定です。

 

2年半もの間どっぷりと塩漬けで、一時は買値の半分近くにまで下落していましたが、

この3月を含めて優待を3回頂き、最後には3万円の売却益も産んでくれました。

完全に結果オーライではありますが、28万円を2年半運用して11%のリターンということになります。

3ヶ月後に届く最後の電子図書券を使って、アウターゾーンを4冊買おうと思います。

全10巻のうち、過去の優待で9巻と10巻は手に入れていますので、

最後の優待で1-4巻を買うべきか、5-8巻を買うべきか。

 

今日はイーブックイニシアティブジャパンだけではなく、多くの銘柄がきつい右肩下がりとなりました。

 

JCU (4975)は、4.99%の大幅下落です。

昨日分割されたばかりですので、持っていた100株が200株となった株主が、

優待分の100株を残しつつ、残り100株を売って利益確定しているのかもしれません。

この半年ほどで2倍以上に騰がっていますし、優待を維持しながら利益確定できるのであれば、

当然そうしたくなると思います。

買値計算では配当利回りが3.94%ありますし、これからも好業績と増配が期待できそうですので、

私は200株を握りしめておくつもりです。

 

すかいらーく (3197)は昨日の上昇分以上を吐き出してしまい、

一昨日購入した株価をも割り込んでしまいました。

がっかりですが、しばらくは売り圧力が強い状態が続くのでしょうか。

じゃじゃ馬、イーブックイニシアティブジャパン

今日はまず配当の権利落ちが注目でしたが、明暗が分かれました。

 

暗部は、

デクセリアルズ (4980)、マイナス4.10%

ウチヤマホールディングス (6059)、マイナス3.90%

オカダアイヨン (6294)、マイナス3.80%

リコーリース (8566)、マイナス3.02%

日本管財 (9728)、マイナス2.19%

JCU (4975)、マイナス2.18%

といったところ。

 

対して明るかったのは、

ビーアールホールディングス (1726)、プラス4.10%

ニプロ (8086)、プラス0.13%

三井物産 (8031)、変わらず

近鉄エクスプレス (9375)、マイナス0.58%

エクセディ (7278)、マイナス0.60%

あたりでした。

 

ニプロは、田辺製薬販売という後発薬事業会社を買収するとのこと。

ジェネリック医薬品事業の収益性や将来性についてはよくわかりませんが、

親会社である田辺三菱製薬が、子会社である田辺製薬販売を手放す理由としては、

競争の激化や薬価の引き下げ圧力が厳しい点を挙げています。

買い取ったニプロがうまく運営していけるのかどうかわかりませんが、

これがプラスの一手となることを期待しておこうと思います。

今日の株価は上記の通り、権利落ちにも関わらずほぼ横ばいでしたが、

この材料がプラスとなって相殺されたのかもしれません。

 

下がらない銘柄が思ったより多かった権利落ち日、という印象もあったのですが、

ポートフォリオ全体のマイナス額は、何故か結構なレベルに達していて、日経平均にボロ負けです。

 

もうひとつ、実はこちらの方が気になっていたのは、すかいらーく (3197)の値動き。

1.58%のプラスとなり、ひとまずは安心。

売り出し第2弾がいつ来ないとも限りませんので、できるだけ貯金を作っておきたいところです。

 

そして最後に、無配ながら一応3月銘柄でもある、

イーブックイニシアティブジャパン (3658)かなり大きなびっくりが。

 

2週間ほど前に、業績発表を材料にしてストップ高を演じ、一瞬含み損が無くなったものの、

その後は一転して値下がり率ランキング上位に連日顔を出し、すっかりしぼんでしまっていました。

 

例によって昨日17時のリリースには気づかず、今朝になってその内容を知ったのですが、

インパクトの大きさはいまいち理解できませんでした。

親会社になったヤフーと絡む内容だったので、

第一印象は、既に織り込まれている些細なニュースかと思ったくらいです。

ところが、材料としての破壊力は大きかったらしく、

今日は場中には取引が成立しないストップ高となりました。

株価は1,391円に達し、水面まであと40円くらいです。

 

さて、注目は明日もこの勢いが継続するのかどうか。

引け後の板では、1,391円での買いに3万株ちょっとが残っていますが、

この状況はどう判断すべきなのでしょう?

もう1回くらいストップ高をつけられるくらいの流れだとすれば、早売りは文字通り早計。

しかし、何と言っても無配銘柄ですし、買付余力が底をついている現状では30万円弱の資金回収は貴重。

と、2週間前の堂々巡りの再来です。

また取らぬ狸になるかもしれませんが、明日までは気もそぞろです。

すかいらーくを1,000株に買い増し

昨夜の時点でダウを見た時には、今日も大幅下落かとわくわくしたのですが、

朝になってみたら急速に盛り返していて、一転大幅高という拍子抜けの展開でした。

 

今日権利が確定した優待は、以下の17銘柄です。

 

リコーリース (8566)、QUOカード 4,000円

近鉄エクスプレス (9375)、QUOカード 2,000円

JPX (8697)、QUOカード 3,000円

ビーアールホールディングス (1726)、QUOカード 500円

ルネサスイーストン (9995)、QUOカード 1,000円

オカダアイヨン (6294)、QUOカード 2,000円

カワタ (6292)、QUOカード 500円

あかつき本社 (8737)、QUOカード 500円

国保証 (7164)、QUOカード 3,000円

 

ニプロ (8086)、ギフトカード 10,000円

エクセディ (7278)、カタログギフト

オリックス (8591)、グルメカタログ

JCU (4975)、カタログギフト

サカイ引越センター (9039)、米 5kg

日本管財 (9728)、ミニカタログギフト

ウチヤマホールディングス (6059)、お米券 5kg

イーブックイニシアティブジャパン (3658)、電子図書券 2,160円

 

リコーリース(1年)、近鉄エクスプレス(1年)、ニプロ(3年)は、

長期保有条件を満たしたので今回からグレードアップします。

 

今日は、3月の配当権利付き売買最終日という大きな節目に加えて、

保有銘柄に大きな状況変化がありました。

すかいらーく (3197)の筆頭株主であるアメリカの投資会社が、

発行済み株式数の11%に相当する保有株の一部を売り出すそうです。

 

このこと自体は、例の株主優待3倍拡充時にセットになって話題になっていましたが、

昨日は具体的な内容の発表がありました。

株式投資経験の浅い私には詳しいことはわかりませんが、11%もの株が売りに出されれば、

株価は相当下がるだろうということは理解できます。

なるべく株価に影響が出ないように配慮するという昨日の発表ではあったのですが、

今日はあえなく大幅安となり、ここまで引っ張り上げられてきた値幅をかなり吐き出してしまいました。

とはいえ、幸い私の買値まではもう少し余裕がありましたので、

買い増しはナンピンのみ、という基本ルールを破ってもう500株買うか、

今後含み損に転落する時まで静観するか、かなり迷いました。

結局、今日の高値付近になってしまいましたが、1,650円で500株買い増して、

合計で1,000株を持っておくことになりました。

 

短期的には、明日以降の値動きがかなり気になります。

一方で中長期的には、この1,000株の処遇には神経を使いそうです。

やはりどう考えても現行の優待が長期的に維持されるとは思えませんので、逃げるタイミングが重要です。

6月と12月で優待の額面が少し違い、それぞれ最低1回は実施するでしょうから、今年の12月までは大丈夫だと考えています。

そこで、12月26日までに売却するかどうか。

基本的には、そこで完全に撤退して、6月分の優待と配当、そして売却益をもらっておくのが妥当だと思います。

しかし一方で、もし配当と優待条件が現行のままであれば、

160万円の資金を5%くらいの利回りで運用できることになりますので、これはかなり魅力的です。

12月までに売ってしまったとして、その後もずっと優待が維持されたら悔しいことになります。

 

だがしかし、保有したまま優待改悪や減配を喰らってしまうと、160万円が塩漬けになってしまいます。

やはり、売る売らないのそれぞれをケースを選択した場合に起こりうる最悪の状況を想定して、

どちらが嫌かを考え、そうならないような選択をするのが賢明。

 

6月の権利を取った後、12月までの間で利が乗ったタイミングで売却するという方針で行こうと思います。

利が乗るというのが前提になっていますが、もし今回のような売り出しを何度もされたら、

優待が現行のままであっても含み損になるかもしれないですが……。

 

もうひとつ深刻な問題は、すかいらーくを買ってしまったことで、買付余力がほぼ底を尽きてしまいました。

これも精神的にはあまりよろしくないです。

原油とプラチナの復調を切望

日経平均が下がるのは歓迎なのですが、

とはいえ真っ青なポートフォリオを詳しくチェックするのも気分が良くありません。

という訳で、どの銘柄のおかげかはよくわかりませんが、

日経平均よりはマシなポートフォリオの下げ幅でした。

 

株価よりは、原油とプラチナが騰がって欲しいと切実に思っているのですが、最近はどちらもさっぱりです。

プラチナは、グラム当たりの価格が金より高いのが通常の状態「だった」ということですが、

もうずっと1,000円前後の差をつけられて後塵を拝し続けています。

いや、これだけ差がついていると、金が舞い上げた塵を拝することもおぼついていないかも……。

株式のように気軽には売れないので、そのタイミングを図るのが重要で難しいです。

思い返してみると、プラチナを買ったのは2009年1月だったのですが、

この時の日経平均は、見事にリーマンショックでの大底と一致しています。

あの時にプラチナの代わりに株式投資を始めて、なんでもいいから買っていれば……。

当時から何となく興味を持ってはいましたが、めんどくささが勝って、

一歩踏み込んで証券口座を開設するところまではいきませんでした。

 

折に触れて痛感するのは、株式投資リーマンショックより前に始めていた人と、

それ以降に始めた人との間には、経験値と、ポートフォリオの含み益において歴然たる差があることです。

もちろん、リーマンショックの下落に耐え切れず、

投げ売りして退場してしまった人は、現在ブログを書いてはいないでしょうから、

現在生き残っている人だけを対象にしているというバイアスはかかっていますけれど。

 

私が株式投資を始めたのは2014年3月ですので、アベノミクスのぬるま湯相場しか経験がありません。

投資家としての経験値を上げるためにも、不景気局面での長期下落トレンドに早く身を投じたいものです。

もし、その時までダブルインバースを強く握りしめていられた場合には、

売却益も稼げそうという邪な欲望も抱えつつ。

苦行中の小ネタ

少し前に高校生が受ける試験の監督をしたのですが、時間を持て余す苦行の中で印象に残る小ネタが3つありました。

 

1つ目は、高校生の鉛筆の持ち方です。

文字で説明するのは難しいのですが、

鉛筆で字を書いている時、鉛筆のお尻の方(書くのとは逆先端)が、どの向きに傾いているか。

普通は、右利きなら真右の方向、あるいはやや手前(体側)に傾いていると思います。

ところがかなりの数(30人中5-6人)の高校生は、

鉛筆の先が自分の体とは反対方向(前方)へと傾いた状態で文字を書いていました。

書いているところは見やすいのかもしれませんが、違和感がすごいです。

 

鉛筆の持ち方でいうと、3本の指先でつまむのではなく、

親指と人差し指の付け根の奥にまで抱え込んでいるのもよく見かけますが、

これは個人的にはあんまり知的な印象を受けません。

書いている時の目と紙の距離が異常に近い(10cmくらい?)というのも、見栄えが悪いと思います。

目が近すぎると、見栄えが悪いだけではなくて、すぐに視力が悪くなってしまいます。

幼い子供のうちに、読み書きの際に目を近づけ過ぎないようにしつけることができれば、

早くからメガネ生活に陥ることは防げると思います。

私は今でも裸眼で過ごしています。

 

2つ目は、高校生の一人が試験中におでこに冷えピタを貼っていたことです。

冷えピタといえば元祖の丸山九段と新鋭の永瀬六段ですが、おでこに貼るのは永瀬流でしょうか。

確かに70人の高校生が詰め込まれた部屋は人いきれでとても蒸し暑く、床などは結露してベタベタになっていました。

頭を使うならば、暑いより寒い方がよく回転するような気がしますので、

高校生にとっては過酷な環境だったかもしれません。

 

最後の3つ目は、同じ部屋を担当した初老の試験監督の方が、ホワイトボードに書いた平仮名の「お」の文字です。

最後に書く「点」が、その下の湾曲部分と交差して、女子中学生の丸文字みたいになっていました。

「お」は2箇所にあり、どちらもそうなっていたので、普段からその「お」を書いている様子。

どんな経緯で、そんな「お」を書くようになったのでしょうか……。

 

2時間半の試験の監督をするのはしんどいです。

試験を受ける方が楽かもしれません。

春の選抜甲子園考

プロ野球のファンからは卒業した私ですが、高校野球はまだ興味を持ってみています。

昔は地方の県立高校を応援していましたが、

今は特定の高校を応援するという訳ではなく、セミプロの強豪校同士が共喰いする様を楽しんだり、

親近感の湧く草野球みたいなレベルのプレーに頬を緩めたりといった感じです。

 

毎日新聞朝日新聞というライバル同士が主催する春と夏の甲子園大会ですが、

どうみても、興業的には後者が圧倒しています。

高校最後の大会であり、一度でも負けたら終わりという方式もわかりやすいので、

その盛り上がりは春と比べるまでもありません。

 

春の選抜も、何かと工夫をして盛り上げようとしていますが、

残念ながらその効果はイマイチではないでしょうか。

 

いつからか二十一世紀枠などという制度ができたことで、

実力的に劣る可能性の高い高校が甲子園の舞台で試合をするようになりました。

対戦相手次第では、テレビ中継の実況アナウンサーと解説者が気まずくなってしまうような

試合展開に陥ることもしばしばです。

 

私は、この二十一世紀枠とは真逆の方針で選抜大会を運営した方が、

夏との住み分けがはっきりしてアピールできるのではないかと思います。

つまり、完全な実力主義を目指すのです。

例えば、大阪や兵庫、神奈川や埼玉などは一般的に県大会のレベルが高く、

敗れはしたものの、もし出場できれば甲子園で結果を残せる高校がたくさんあると思います。

このような、都道府県の間での実力差を出場校数に反映させるのです。

 

まず現行通りに都道府県大会を行って、各1位から4位を決めます。

次に、各都道府県からその4校ずつが参加して地区大会を行います。

地区大会のトーナメントは4つのブロックに分けた上、同じ県の高校は各ブロックに1校ずつとし、

ベスト4までは同県同士の対戦がないようにします。

この地区大会の結果を受けて、各地区からは以下のいずれかのパターンで代表校を決めます。

 

1. 優勝校1校のみ

2. 優勝校と準優勝校の2校

3. ベスト4の4校

4. ベスト8の8校

 

地域性や、敗れた相手とその試合内容などといった要素で比較したりはせず、

機械的に1, 2, 4, 8校というどれかのパターンで選びます。

各地区について、どのパターンを当てはめるかについては、

前年度の選抜大会における地区代表の成績に基づいて明確な基準を設け、毎年変更していきます。

北海道、東北、関東、東京、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の10地区に対し、

例えば8校x2地区、4校x2地区、2校x2地区、1校x4地区で合計32校です。

 

このように実力主義の大会は、高校野球の精神に合わないという批判はもちろんあるでしょうが、

野球留学にしろ、室内練習場といった豪華設備にしろ、

半分プロみたいな条件の高校が跳梁跋扈している現状であれば、

このような興業スタイルも一考の価値はあるのではと個人的に考えています。