三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

ダイヤモンド・ザイ12月号の優待特集


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市立図書館で借りられるので、ダイヤモンド・ザイと日経マネーを2ヶ月遅れくらいで読んでいます。

このほど、ダイヤモンド・ザイの12月号を手にしました。

 

特集は株主優待で、銘柄ごとに改悪や廃止のリスクをスコア付けしており、これは少し参考になるかなと。

が、実際はやや期待外れ。

 

・優待を10年以上継続しているか。

・過去5年で優待を拡充しているか。

・優待内容に自社サービスを使用しているか。

この3つの基準は、スコアの実用性を損なっています。

 

継続10年はさすがに長すぎで、3年で十分かと。

そもそも「10年間」というのは、リーマンショックへの対応を評価したのかと思いましたが、

10年前はリーマンショック直後なので、そういう訳でもなさそうですし。

 

また、優待拡充は確かに嬉しいですが、継続性とは関連しないでしょう。

例えば、昨年、驚天動地の拡充をした日本モーゲージサービス (7192)なんて、

「3年後も現優待内容が継続している」などと考える株主は一人もいないのでは(苦笑)。

拡充するよりもむしろ、安定して同じ内容を続けてくれる方が、「ボラティリティ」が小さくて安心できます。

 

最後に、確かに優待内容が自社サービスや自社製品であれば、廃止リスクは格段に低いのでしょうが、

そもそも、その優待内容に満足できないと本末転倒です。

案の定、スコア上位の銘柄は、軒並み個人的には魅力のない優待内容ばかりでした。

個人的には、廃止リスクの高いカタログギフトや金券等の優待銘柄について、その継続性を評価して欲しかったです。

 

蛇足ですが、かなりの「時差」があるが故に、

先日痛恨の優待廃止を喰らったJCU (4975)が上位にランクされていたりして、

そこはかとなく悲しくなりました。