昨日の王将戦挑戦者決定局は残念でした。
リアルタイムの棋譜コメントを頼りに観戦していた低棋力の観る将としては、
1. 序中盤は藤井聡太七段がやや苦戦だそうな。
2. どの手でそうなったかはわからんが、いつの間にか形勢逆転して藤井七段が大優勢らしい。
3. 初心者でもわかる1手詰め状態で、広瀬玉が詰めろに!
4. そこから怒涛の連続王手で藤井玉が即詰み!!
というめまぐるしい展開で、“2”の時点では興奮したのですが、最後の結末で呆然となった午後8時前。
感想戦情報入りのコメントを見てみると、広瀬竜王が1手攻め間違えて”2”の逆転が起こり、
更に、“4”の王手ラッシュの時には藤井七段が1手受け間違えたそうです。
そこで間違えなければ、藤井七段やや有利で進行していたとのこと。
やっぱり、トーナメントを勝ち上がってタイトルに挑戦するのは難しいです。
たとえ勝率8割でも、挑戦まで5局以上あれば、どこかで敗退してしまう訳ですから。
「タイトル防衛」より「タイトル挑戦・奪取」の方がはるかに難しいと、以前に渡辺三冠が論理的な説明をしていました。
後者にはほぼ10割の勝率が求められますが、前者の場合は4勝3敗なり、3勝2敗なり、五割ちょっとでいいからと。
なるほど、宜なるかな。
勝率8割超えの藤井七段をもってしても、タイトル挑戦は至難の業。
ただし、いざ挑戦者になりさえすれば、
藤井七段がそのシリーズを制してタイトルを奪取する可能性は非常に高いということになります。
次のチャンスは棋聖戦。
あと2回勝てば決勝トーナメント入りなので、挑戦者となるには合計で6連勝が必要です……。
さて株式市場の方ですが、夢真ホールディングス (2362)が崩れるぅ。
「目指せ1,000円」どころか、「ナンピンチャンス」が巡ってきそうな雰囲気です。
決算発表直後の安値を割ってしまいましたが、
明日の75日線は880-890円くらいなので、これを死守できれば踏みとどまれるかも。
ウチヤマホールディングス (6059)がここ3日間、普段の7-8倍に達する出来高で賑わっており、
これはこれで喜ばしくはあるのですが、いつか来る反動が思いやられます。