昨日行われた王位戦挑戦者決定戦で佐々木大地七段が羽生九段を破り、
棋聖戦がタイトル初挑戦だったのですが、それが開幕する前に2つ目の挑戦を決めるという快進撃。
若手で段位を七段にまで上げているのにも関わらず、順位戦の運には全く恵まれていません。
昨期も8勝2敗で次点でした。
しかも、2敗の相手はいずれも、結果的に2勝8敗で降級点を喫してしまったベテラン棋士です。
今期は順当に昇級できるでしょうか。
昇級してC級1組になってもまだ違和感があるくらいですが……。
タイトル戦のシリーズで藤井聡太竜王に初めて土をつけるのが誰になるか、
という点が関心を呼びそうな将棋界になってきましたが、
佐々木大地七段は、その有力な候補の一人です。
叡王戦で挑戦中の菅井八段も有力で、今月末の第4局に勝ってフルセットに持ち込めるか注目です。
第3局もあわやという展開になっていたので、圧倒されているという雰囲気ではありません。
そして本命は、伊藤匠六段でしょうか。
今期の竜王戦も、2年連続で決勝トーナメントに進出していますし、
タイトル戦への初登場は、もう時間の問題に見えます。