藤井聡太棋聖への挑戦者を決めるトーナメント決勝のカードが決まりました。
佐々木大地七段と永瀬王座の対局です。
両者は昨期のトーナメントでも準決勝で当たっていて、
勝った永瀬王座が決勝も制して挑戦を決めていました。
藤井六冠が挑戦者争いから姿を消した(タイトル保持者になった)棋戦では、
永瀬王座がコンスタントに勝ち残っている印象があります。
一方で、佐々木七段はタイトル初挑戦がかかります。
最近、何かの棋戦で挑戦者決定戦に進出したことがあった気がしましたが、
調べてみたら2019年度の棋王戦でした。
あれ? そんなに前だったっけか。
これまでに、藤井棋聖との対局はそう多くはなかったと思うので、
佐々木七段を挑戦者に迎えての棋聖戦を見てみたいです。
因みに佐々木七段は、順位戦では一番下位であるC級2組に所属しています。
タイトル戦に一番近い集団にいる若手実力者としては意外なのですが、
C級2組は参加棋士数が多く、地獄の三段リーグを勝ち抜いた猛者がどんどん加わってくることもあり、
昇格して抜けるのが非常に難しいことで有名。
佐々木七段以外にも、本田五段、八代七段といった相応しくない実力者がくすぶっています。