早いもので、煩わしい俗世から隠居してはや四年が経ちました。
四年前には無かったと思いますが、最近では”FIRE”などという言葉も流布するようになっています。
安定して”FIRE”生活を満喫し続けている今のところ、
現状、あるいは今後について、不満や不安といったマイナス要素はほとんどありません。
社会とつながっていなくても全く気にならない性分で、人と会話したいという欲求もほぼ皆無。
積極的に探さないと趣味や楽しみが見つからないような柄でもなく、
逆にやりたいことに優先順位をつけないといけないくらいです。
株式投資を始めたのが2014年2月でしたが、
改めて振り返ってみると、今の生活を手に入れるためにはギリギリのラインだったなと思います。
あと数年遅かったら、「民主党政権+アベノミクス」という果実の収穫を完全に逃していました。
今回の新NISAに関しても、その恩恵を受けられるかどうかで言えば、
年齢的にかなりギリギリのところでした。
その点、現在30代以下の人たちは、無理せずに活用していけるので非常に恵まれています。
本人がそのことに気がついていれば、の話ですが……。
「子供にお金の話はタブー」みたいな環境で私も育ちましたが、
今となってみれば、それは親の職務怠慢だとすら考えています。
受験だのなんだのと、しょうもない「教育」に精を出すよりも先に、
生きていく上で、もっと根本的かつ実用的な知識を教えてやるべきなのでは?
もっとも、親自身がその知識を持っていないとなれば、是非もなしとしか言いようがありませんが。