昨日、クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)から、
「株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ」というリリースがありました。
この類の発表はこれまでにも何度かあり、それらは”優待券を使用できる店舗が増えた”という内容だったので、
今回も、ファイルを開いた時点では何も期待をしていませんでした。
いざ読み始めると、1:2の株式分割を行うということがわかりましたが、
この時点でも「分割後の100株で、従来の100株と同等の優待券がもらえる」程度かと思っていました。
これだと、既存株主にはほとんどメリットがありません。
ところがなんと実際には、現100株(分割後の200株)株主のもらえる優待券が、
6,000円/年から8,000円/年へアップするという望外の拡充内容。
これはなかなかの奮発です。
見くびってすみませんでした。
クリエイト・レストランツ・ホールディングスの株価は、
吉野家ホールディングス (9861)と足並みを揃えて買値の2倍に達していましたが、
後者は昨日、ド派手に天井を打ってしまい、今日もマイナス4.31%の大幅下落でした。
そして、クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、この発表。
ただ、株価は既に高騰後なので、優待目的の個人投資家がここから新規で買うのは明らかに無謀と思われます。
一方で、既存株主にとっては、利益確定しづらくなる拡充内容かと。
現在の100株株主で、分割後に100株を売ろうという人はほとんどいないのでは。
という訳で、刺激的な内容ではありましたが、今日の株価には正負どちらにも大きな影響はないのでは、と予想していました。
ところが、蓋を開けてみると、今日の株価はプラス13.31%という大幅高!
出来高も噴き上がりました。
今日買ったのは、どんな思惑の投資家だったのでしょうか。
長期保有優遇を狙った100株株主が、もう100株を買い足したのかもしれませんが、
それにしても、この株価水準で買うのは大胆不敵です。
私はというと、実益・実損につながらない株価の値動きは、道楽として一喜一憂を楽しむのみ。
分割後も200株を静かに保有し続けます。