今日は、チャーム・ケア・コーポレーション (6062)から本決算発表がありました。
予め7月18日に上方修正が発表されていましたので、昨期業績に関してはもう織り込み済みです。
注目の今期予想ですが、売上高は昨期の19.5%増に対して28.1%増となっています。
一方で、同126.4%増だった当期純利益は11.9%増と目減りしていますが、
昨期の数字については、その更に前の期の設備投資分のせいで分母が小さくなっています。
今期、ここからまた上方修正をかけてくれれば、勢いは続くでしょう(希望)。
そして、配当は昨期の7.5円から10円へ増配となりました。
意外と着実に増配してくれているのが嬉しいです。
元々が100株分からのスタートなので実入りは少ないですが、買値での配当利回りが3%を超えてきました。
今日は、全体的には堅調な値動きでしたが、個別に見るとかなり荒々しい感じでした。
レイティング変更のリリースがまたあったようで、
サカイ引越センター (9039)が寄り付きから怒涛の右肩上がりでプラス6.95%でした。
完全に高値を抜いてきましたので、更に上値を追ってくれそうなチャートです。
リコーリース (8566)も高値を明確に抜きました。
ついこの間は、3,500円前後でのボックスチャートで十分と思っていたのですが、こうなってくると欲が出てきます。
ただ、これ以上に上を目指すのはさすがにやりすぎな気がしますので、
4,000円前後での安定飛行を希望して見守りたいと思います。
あと目を引いたのは、全国保証 (7164)。
先週金曜日の引け後に第1四半期の決算発表を行ったのですが、内容は無難なものでした。
それを受けて今日。
大台の5,000円を超える事実上の上場来高値で寄り付いたのですが、
そこからは何故か真っ逆さまで、結局壮絶な寄り天のマイナス4.00%となってしまいました。
高安の値幅は380円で、終値の8%以上に当たります。
まるでマザーズ銘柄みたいな値動きですが、
ぎりぎり5,000円を超えてしまったことで、大量の利益確定注文が機械的に入ってきたのでしょうか。
だとすれば、これで5,000円付近の地雷は軽減したでしょうから、次はあっさりと抜いてくれるでしょう。
今日の日経新聞に、ニプロ (8086)が脊髄損傷に対する再生医療を2018年にも実現するという記事が出ていました。
患者の骨髄から採取して増やした幹細胞を体内に戻す治療だそうですが、
ビジネスとしての「再生医療製品」の中身は、幹細胞の培養法を含む一連のプロトコルと技術料でしょうか。
脊髄損傷の場合、確か時間が経てば経つほど再生が難しくなります。
精髄損傷が発生してから、患者から幹細胞の採取と培養を始めるという作戦で間に合うのかどうか。
それを間に合わせるためのノウハウが売りなのかもしれません。
また、ニプロは人工透析用のダイアライザと後発医薬品に加えて、この再生医療ビジネスを収益の柱に育てる方針ということです。
脊髄損傷は国内で年間5千人ずつ発生し、20万人の患者がいるとのこと。
しかしその前に、ニプロの生産能力自体が年間100人分しかないということなので、
まとまった収益を上げるためには、まだまだハードルはたくさんありそうです。
今日の株価への影響は、さほど大きくなかったようです。