キヤノン (7751)の第1四半期決算発表がありました。
怒涛の下方修正ラッシュだった前期とは一転、通期予想を上方修正する上々のスタートです。
とはいえ観測記事が既に出ていましたので、気分の盛り上がりには欠けています。
この調子であと3四半期分も乗り切って欲しいところですが、為替が円高に傾くのが不安材料ではあります。
ささやかな存在ではありますが、
大型連休明けに本決算発表を控えたソネック (1768)が、業績の上方修正を発表しました。
1株当たり利益が従来予想の1.6倍に増加します。
チャートは、ピークから下げトレンドになった後、2週間くらい前に反騰を開始してきている展開なので、
その弾みになってくれればいいなと思います。
100株保有なので気分の問題ですが、増配も期待しようかなと。
決算発表間近になっても修正の発表があり得るみたいなので、
油断せずに適時開示速報をチェックしていかないといけません。
ずっと気になっていた、
米本社による日本マクドナルドホールディングス (2702)の株式売却に関する発表がようやくありました。
もし売却されるとなると、優待の変更や株価の下落を伴う恐れがありますので、
ナンピンを自重していたのですが、結局売却されないことになりました。
最近の業績回復傾向を受けた「今後の成長に期待しているから」という文面通りの理由なのか、
あるいは、優待の影響で高止まりしている株価のせいで売り手が見つからなかったのか、
本当のところはどうだったんでしょう。
すでに株価は買値から10%以上騰がっていますので、ナンピンの機は逸してしまいました。
あらためて、日本マクドナルドホールディングスの株価を長期で眺めてみると、
上場直後の異常な高値から急落して、その後の横ばいからリーマンショックで底値をつけた後は、
8年程に渡って、ごく緩やかながら意外ときれいな上昇をしています。
その原動力が事業の成長という訳ではないというのがポイントですが、
株価の値動きだけ見ると、売却益を狙うのにも良さそうに思えてきます。
今日の相場も、笑ってしまうくらい強い展開でした。
「騰がる時はゆっくり、下がる時は一気に」とはよく言われますが、
この4日分のダブルインバースのチャートを見ると、それが実感できます。
ささやかな含み益だったのが、急転直下、過去最大レベルの含み損です。
ということは、逆向きの日経平均は急騰しているんですが……。
すかいらーく (3197)とサカイ引越センター (9039)は逆行安でした。
後者は、ここのところ相場と完全に逆位相で、しかも1日の振れ幅が大きいという、落ち着かない値動きになっています。
明後日の本決算発表は問題無いでしょうから(既に増配を発表)、基本的には上の方を見ていればいいのだと思います。