三太夫の「おれのいうことは正しい」

「株式投資」「将棋」「動物」をこよなく愛する頑固なひねくれ者の悠々自適な晴耕雨読生活

サカイ引越センター、壮絶な「行って来い」

昨日、好業績と書いたサカイ引越センター (9039)

今日も前場10時前には、前日比プラス6%超の4,500円まで達していたのですが、

そこからは真っ逆さまで最終的にはプラス0.12%の微増でした。

上場来高値圏で現れた強烈に長い上ヒゲということで、なんとも嫌なチャートになりました。

 

昨日、良好な月次売上を発表した日本マクドナルドホールディングス (2702)も、高値圏での上ヒゲです。

 

散々暴落希望と言ってはきましたが、事ここに至っては、

日経平均2万円超え圏でダブルインバースをがっつり買い込むつもりになっていましたので、

ここに来て弱含んでしまうと、気持ちの持っていき方に苦慮してしまいます。

 

明日明後日はいろいろとイベントがあるみたいですが、

金曜日には積水ハウス (1928)の第1四半期決算発表もあります。

まだ年度の序盤なので緊張感はそれほどでもありませんが、良いスタートを切って欲しいところ。

 

製薬会社はあまり好きではありませんが、

長期の下落トレンドにどっぷり浸かっているアステラス製薬 (4503)には、度々食指が動きます。

しかし下落トレンドが2年以上に及んでいますので、

このナイフはちょっと危険すぎるかも、と毎回思い留まっています。

小野薬品工業 (4528)もこの1年くらいさっぱりですし、製薬業界の浮き沈みは怖いです。

無配当、赤字が当たり前のマザーズ上場製薬企業となると、私には毒饅頭にしか見えません。

上場時に得た資金が尽きる前にヒットを飛ばせるかどうか、という恐怖のサバイバルゲームなのでしょうか。

そもそも無配では私の投資対象にはなりませんが、

こういう銘柄に賭けるのは投機と言うべきだという気がします。

一般の個人投資家が、製薬会社のリリース情報のみに基づいて、その将来の勝ち目を推し量れるとは思えませんので。

サカイ引越センター、業績好調

今日はまとまった反発になってしまい、ダブルインバースは20株しか約定しませんでした。

買値と原株価との差は250円程度、マイナス12%ちょっとの含み損です。

 

ダブルインバースと日経平均の株価をプロットしたグラフを作って、

両者の相関がずれていく様子を確認していますが、

今のところ、ここ2ヶ月くらいはかなりきれいに直線に乗っています。

直近では3月29日に突然大幅なずれが生じたのですが、何がきっかけだったのか気になります。

これからも周期的に起こるものなのか、突発的だったのか。

ダブルインバースは、先物を利用して作っているそうなので、

SQの日に大きくずれるのかもという気もしますが、3月29日はSQと直接の関係は無さそうです。

今週金曜日はメジャーSQですが、何か動きがあるのかどうか……。

 

ほぼ全面安で大きく下げたポートフォリオですが、2つだけ気を吐いている銘柄がありました。

 

サカイ引越センター (9039)は昨日も騰がっていましたが、

昨日の場中に出た5月の月次業績が良かったことが原因のようです。

4月に続いて5月も好調ということで、2018年3月期は絶好のスタートダッシュをきめました。

その余波は今日も続いていたようで、プラス1.31%となりました。

もともと300株を持っていて、4月12日に100株だけ利益確定したのですが、

その時の株価から更に27%も上昇しています……。

まだ100株は売れる余地がありますが、これ以上売り急がぬよう、慎重に見極めたいと思います。

 

孤軍奮闘したもう一つは、コメダホールディングス (3543)です。

プラス1.88%だったのですが、特に材料は見つかりませんでした。

終値では1円及びませんでしたが、ザラ場では上場直後の高値である2,002円を抜いてきました。

もうすぐ初めての優待がチャージされますが、

これは金券ショップに売れませんので、ありがたく使用させてもらいます。

あみ焼きチキンホットサンドがお気に入り。

ダブルインバースの種蒔きに精を出す

もうちょっと反落するかと思いましたが、意外と底堅かったです。

ダブルインバースを50株仕込みました。

 

ポートフォリオ全体ではマイナス0.05%と小動きでしたが、

個々を見ると、上へ下へ激しく動いているものが散在していて、

全部均すと、ほぼプラマイゼロという収支になっています。

 

金曜日に大幅逆行安で凹んでいたサカイ引越センター (9039)は、

その陰線をすっぽり包み込むような陽線(プラス6.08%)になりました。

これはテクニカル分析で何か名前がついていたようが気がします。

まだ上昇基調を維持していると期待していいのかどうか。

 

あとプラス寄与で目立つのは、

なんといっても日本マクドナルドホールディングス (2702)です。

高値を更新したところから、更にプラス3.97%で大きな陽線が立ちました。

他人事ですが、この水準で買っている人は、もっと上値を見込んでいるということでしょうか?

 

株式投資を始めた頃、基本は「安く買って、高く売る」ことだと学びましたが、

当たり前すぎてピンときていませんでした。

おそらくこれは逆張りのことであって、

「高く買って、もっと高く売る」という順張りの存在を認識したのは後のことです。

しかし、順張りはあくまで短期売買への適用であって、

長期、超長期で保有するのであれば、暴落時の逆張りあるのみです。

現状況だと、(ダブルインバース以外は)購入のチャンスはほぼありません。

 

他、全国保証 (7164)もプラス2.94%でした。

昨日、株主総会招集通知が来ていましたので、3月権利銘柄の中ではクオカードの到着が早くなりそうです。

 

マイナス寄与は何と言ってもリコーリース (8566)。

マイナス2.11%ですが、1,000株なのでかなり強烈です。

もう徒に上目線になるのは戒めたので、3,500円前後で落ち着いてくれると安心できます。

 

三井物産 (8031)も、600株でマイナス1.97%。

金曜日の反騰ムードがかき消えてしまいました。

原油安の影響かもしれませんが、原油ETFと合わせてダブルで効いてきます。

 

一昨日は、ティア (2485)、ワッツ (2735)、ホットランド (3196)の個人投資家向けIRセミナーに参加してきました。

初めての経験でしたが、結構楽しめました。

ワッツは大阪なので、こういった場での鉄板にしているであろうネタがちりばめられていて、

いかにも関西という印象でした。

いずれも、これから経過を見守っていく銘柄リストには加えましたが、

やはり大暴落でバーゲンセールにでもならないと、実際に購入を検討するところまではいかなさそうです。

若いスズメ

近所の公園で、最近は若いスズメをよく見かけるようになりました。

やや小柄で、仲間同士じゃれあっている姿などは、如何にも子供という感じです。

初夏で巣立ちのタイミングなのかもしれません。

 

しかし一方で、自然界に身を置く彼らには、すぐさま厳しい淘汰の洗礼が待っていることでしょう。

食べ物の獲得競争もあるでしょうし、公園には猫やカラスがいます。

また、自然界でのスズメの寿命は推定2年程らしいので、

大人になってからも、その生存曲線の傾きはあまり鈍らないのかもしれません。

 

地上で熱心に毛繕いをしていたり、仲間と夢中で取っ組み合っている若スズメは、

公園内を歩いている私がすぐ後ろに来ても気がつかず、

彼らにとっては危険と言える範囲内にまで私の侵入を許してしまうことがあります。

 

そんな時、びっくりさせてはかわいそうと思って、

少し手前から咳払いなどで私の存在を気づかせてあげたりするのですが、

よく考えると、それでは彼らのためにならないかもしれません。

遊びに夢中になりすぎた結果、急に背後から人間に迫られてびっくりした、

という経験をしておくことは、貴重な勉強の機会なのかも。

 

今度からは愛のムチで、意識して驚かすようにしてあげよう。

棋聖戦が開幕

今週の木曜日から棋聖戦が始まりました。

羽生棋聖に斎藤七段が挑戦するシリーズです。

羽生棋聖のファンなのですが、斎藤七段も好感を持てる棋士なので、複雑で楽しみなシリーズになりそうです。

 

同時に行われている名人戦の方は、新進気鋭の若手同士の対局になっています。

あくまで個人的な感想なのですが、どちらもそれほど思い入れのある棋士ではないこともあって、

いまいち盛り上がりには欠けるかなと感じています。

将棋界での春の季語である「羽生」も「森内」も登場しない名人戦、馴染むのには時間がかかりそうです。

 

棋聖戦の方ですが、第1局は斎藤七段の攻めを受け切って羽生棋聖が先勝しました。

藤井聡太四段と同じく、詰将棋に造詣の深い斎藤七段ですので、

細い攻めをつなぎ切って羽生玉を詰ませるのかと思っていましたが、

あっさり(に素人には見えた)ガス欠になってあえなく投了となってしまいました。

羽生棋聖の棋風ではありませんが、受けきって勝つのも立派な棋風です。

でも素人にとっては、攻めて攻めて、攻めていた方が力尽きて投了するのはちょっと拍子抜けしてしまいます。

細い攻めを繋いで華麗に詰ませる方が単純に盛り上がれますが、今回は羽生棋聖が勝ったので良しとしましょう。

羽生三冠は今年、棋聖、王位、王座を防衛すればタイトル獲得通算が100期に達し、

藤井聡太四段との挑戦者決定戦を制して竜王を奪取すれば(妄想)、永世七冠です。

叡王戦がタイトル戦に昇格してしまったので、永世称号の完全制覇にはならなくなってしまいましたが……。

 

棋聖戦の第2局は、現地の大盤解説会に行く気満々だったのですが、

昨日情報をチェックしてみたら、なんと予約制で、もう締め切られている!

これまでに参加した大盤解説会は予約制ではなかったので、完全に油断していました……。

楽しみにしていたのに。くそお。

地球史に悪名を残す暗君へ

トランプ大統領が、アメリカがパリ協定から離脱することを表明しました。

パリ協定の内容が不十分であることが不満なだけで、

地球環境保護そのものにはこれからも取り組んでいくみたいな発言でしたが、

地球温暖化がでっち上げだとか言っている前科からすると、額面通りには受け取れません。

 

一連のトランプラリーによる株高の恩恵を享受させてもらってはいますが、

これに懐柔されてしまうような、レベルの低い人間になってはおしまいです。

 

それにしても、地球温暖化でっち上げ発言などは、

中・大学の武・・彦氏にも匹敵する愚にもつかぬ詭弁です。

武・・彦氏は何の影響力もないただのオッサンですから、どんな阿呆な主張をしようが勝手ですが、

かたやトランプは世界で最も影響力のある公人です。

教養が無いことをわざわざ世界にアピールする目的はなんなのでしょう。

 

この暗愚な大統領を選んだアメリカ国民も同類だ、といいたいところですが、

この問題は長期的な、ひょっとしたら何百年、何千年後の地球環境を憂う性質のものですから、

現在の生活に余裕が無く「衣食が足りておない」人達に「礼節を知れ」というのは行き過ぎかとも思います。

身近な「近い」将来についての甘い内容を語ったトランプに票を投じてしまったことは、責められません。

しかしトランプは超富裕層であり公人なのですから、それで「礼節を知らない」というのは笑えません。

 

今日の相場、こんなお祭り騒ぎになるとは……。

昨日の終値を見て、寄り前に入れておいたダブルインバースの買い注文は瞬殺で約定し、

見事に今日の高値圏でのお買い物となりました。

 

しかし、このお祭り騒ぎ自体は指数寄与の大きい大型株中心のようで、

私のポートフォリオも、周りの喧騒が嘘みたいな雰囲気です。

損益%の上位5銘柄のうち、4銘柄は青色(前日比マイナス)ですから。

中でもサカイ引越センター (9039)は、マイナス4.13%とパンチが効いています。

 

もっと上にいくのかどうか、全く想像がつきませんが、

来週も粛々とダブルインバースを買い込みます。

そろそろダブルインバースの仕入れ刻か

昨日、自社株買いを発表したキヤノン (7751)は、地合にも乗って素直な反応でした。

どれだけ騰がっても売却の選択肢はありませんが、「心の安定剤」としての含み益をある程度保った上で、

堅調な業績と高配当を維持していってもらえると最高です。

 

キヤノンに加えて、サカイ引越センター (9039)とJPX (8697)も高値を更新しました。

チャーム・ケア・コーポレーション (6062)は、

この半年で1株が4株に分割されましたので、株価がかなり小さくなっています。

今日の値動きも77円と、これまでのイメージだとそれほど大きくは感じない値幅だったのですが、

プラス5.59%ということで、ポートフォリオ中での騰落率は首位でした。

 

今日の好地合に引っ張られた分は差し引いて考えないといけませんが、6月優待の2銘柄について、

権利確定まで1ヶ月を切って、ラストスパートに入ったかもしれないと期待させるチャートに。

 

すかいらーく (3197)は、怪しげな大盤振る舞いの優待拡充をしてから初めての権利獲得です。

1-2週間程度の下げの周期が終わって、上げに入ったようなチャートになっていますが、

権利落ちまでに出来るだけたくさんの貯金をキープして、

できれば1,800円超えまで到達してから6月28日を迎えたいものです。

 

もう一つ、日本マクドナルドホールディングス (2702)は、

てっきり幻の高値だと思っていた先日の4,000円に再び肉薄。

分割や増配は無いと思いますが、4,000円前後で安定してくれたら非常に気分良く保有していけます。

 

これくらい日経平均が騰がったのなら、ダブルインバースをナンピンしてもいいかなと思って注文を出していましたが、

1円の差で約定しませんでした。

明日も続伸していよいよ日経平均2万円の声を聞くのか、それとも反落するのか。

そろそろ上に行ってしまいそうでもありますが、

VIX指数にも現れているように、だんだん楽観的な見通しが蔓延してきていて、嵐の前の何とやらという気もします。

貴重な経験として、この好地合からトレンドが変わって下げに転じる瞬間がどんなものなのか、

しっかり見ておきたいと思います。

とは言え、そういう姿勢でもう何ヶ月も過ごしてきているので、さすがに気が緩んできている自覚も……。