世間一般的には、同じ粗相を犯すのだとしても、
「確信犯」よりも「酔っていて覚えていない」方が酌量できると認識されているようです。
私に言わせれば、「自分の行動に一切責任を持てない状態に身を置いた」と自白しているという点で、
後者の方が万倍重罪です。
先日、野球選手がこの「酔っていて覚えていない」旨の発言をしたそうですが、
彼の人間レベルに見合った言動で、実に微笑ましいです。
ついでに、酒と言えば、一気飲みでみまかった人間の遺族が、飲ませた人間と争っているという報道を見かけますが、
私に言わせれば、これは完全に自己責任です。
身内としては当人の未熟さを恥じるべきであり、争うというのはややピントが外れています。
そういったレベルの人間が集う集団に身を投じるのも、
その食事会に参加するのも、
飲めと言われた時に断らないのも、
全て本人の責任です。
フォアグラを作らされているアヒルよろしく、押さえつけられて漏斗を喉に差し込まれたのならいざ知らず、
「断るとその場の空気が……」くらいの理由で拒まなかったのであれば、
”自業自得”以外に形容する言葉が見つからず、まるで同情する気になれません。