不覚にも、発売されたことに気づいていなかったミスチルの「重力と呼吸」。
早速聴いてみましたが、10曲中で大いに気に入ったのは「秋がくれた切符」のみ。
次いでまずまずなのは「Your Song」と「himawari」くらいでしょうか。
共に、タイトルが英語なのがいただけませんが。
「秋がくれた切符」は、ミスチルにしては珍しく、シンプルで覚えやすい曲でした。
ミスチルも含めて、男性ボーカルの曲はあくまで自分で歌って楽しむのが主目的であり、
それ自体を目的としてじっくり「聴く」ということはありません。
先日のアメトーークも観ましたが、
個人的には全く興味のない「ライブ」ネタが多かったので、あまり面白くはなかったです。
チャンカワイさんのトークネタで、強引でこじつけ的な韻踏みや、
「タガタメ」が「他がため」だという紹介がありましたが、これらは正確な情報なのでしょうか?
「タガタメ」については、「誰がため」だとずっと思っていましたが、
歌詞全体の意としてもこちらが正しいのではないでしょうか。
桜井さんが、レコーディングでボーカルを細切れに繰り返し録音しているシーンの紹介がありましたが、
これも個人的にはちょっと残念な感じです。
(歌唱の技巧的に)いいとこ取りの細切れなつなぎ合わせだと、最終的な作品の歌詞に心がこもらない気がします。
多少歌唱的にはいびつになったとしても、心をこめた一発録りの方が個人的には好ましいです。
一発録りとまではいかなくても、パラグラフひとつくらいは続けて歌いきって、息継ぎが収録されているくらいでないと。
息継ぎが全く収録されていないと、不気味な感じすらしてきます。
後半で推されていた「Starting Over」も確かにいい曲なのですが、
個人的には、この英語タイトルが台無しにしてしまっているという評価です。
かっこつけた英語の濫用が、とにかく嫌いで仕方がないひねくれ者の独り言。